ついに公開されたスパイク・ジョーンズ監督最新作『her/世界でひとつの彼女』。もうご覧になりましたか?
映画はそう遠くない未来のロサンゼルスを舞台に、AI(人工知能)型OSのサマンサと恋に落ちる主人公セオドアの物語。これまでにない設定なのに、どこにでもある恋する気持ちが繊細に描かれた、感動のラブストーリーです。
ストーリーと同じくらい美しいのが映画の中のセット。その中でもルーミーが特に注目したのは、ホアキン・フェニックス扮する主人公セオドアが働くオフィスです。
セオドアの職業は手紙の“代筆ライター”。オフィスではスタッフが日々、依頼者のために手紙を代筆しています。セオドアの代筆の腕は社内でも一目置かれているようです。
セットには赤やオレンジなど、暖色が効果的に使われています。妻と離婚協議中で孤独なセオドアの心とは裏腹に、オフィスは温かみにあふれているのです。
カラフルな窓ガラスやパーティション、壁に描かれたイラストにも注目。
ところで、セオドアだけでなく同僚のパンツも、もちろんこんなにハイウェスト。な、なぜこんなに股上が深いんだ…と気になるあなたは、こちらのインタビューを読んでみてください。
観た後もしばらく、その世界観に浸っていたくなる今作。ディテールまでじっくりと楽しみたい1本です。
『her/世界でひとつの彼女』
監督・脚本・製作:スパイク・ジョーンズ
キャスト:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン
6月28日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
Photo courtesy of Warner Bros. Pictures 『her/世界でひとつの彼女』[アスミック・エース]
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