北陸地方の石川県金沢市。JR金沢駅から日本3大庭園の兼六園と、SANAAデザインの現代美術館21世紀美術館を抜け5分ほど東へ車で向かった先。少し丘を登ったところに、ちいさいおうちが建っていました。
ちょこんと建っているちいさいおうち。正面にあるのは扉と郵便ポストだけ。
中に入ると、ふんわりとした光につつまれた優しい空間が。
リノベーションを手がけたのは富山のインテリアプロダクトメーカー『HIPSQARE』。かれらは、そこにあるものを使ってその場所でつくるというシンプルな循環をコンセプトにものづくりをしている集団です。デザインにもそのミニマルさが表現されています。
サンルームから見える景色は金沢の城下町。街を少し見下ろす景色が楽しめます。
キッチンのカウンターの上にあるアンティーク調の照明。温かい光がキッチンを包みます。
実際に現地にいって取材してきましたが、静かな住宅街で金沢の中心街からのアクセスも良さそうです。ひとりでこもって何かをするにはうってつけのスペースとロケーションです。
じつはこのちいさいおうち、賃貸できるんです。興味あるかたはぜひこちらの詳細情報をご覧になってください。
最初にこのおうちを見た時にある絵本を思い出しました。バージニア・リー・バートン作の『ちいさいおうち』。
田舎の丘の上に建つちいさいおうちは、都会に住んだらどんな感じがするんだろうと街のにぎわいに少しあこがれを抱いていました。しかし時が経つに連れちいさいおうちの周辺は、開発され都会に変貌していきます。
そのなかでひとり朽ちてくちいさいおうち。でもそんなちいさいおうちをとある女性が購入して、ちいさいおうちごと田舎に引っ越しします。ちいさいおうちはそこでまた幸せになりました。
街のにぎわいも華やかでステキです。でも自然のなかで過ごす静かな時間も大事ですよね。
こもれるHOUSE [金沢R不動産]