モロッコの南西側にあり大西洋に面したリゾート地、エッサウィラ。
世界遺産にもなっている城壁に囲まれた旧市街「メディナ」は、青と白の建物が建ち並び古くからアーティストの集まる町として有名です。
ゆったりとした空気が流れる町でのんびりするのも最高ですが、ここには見逃せないイベントがあるんです!
音楽の祭典、グナワ フェスティバル(Gnaoua Music Festival)。99年から始まり、モロッコの伝統的な音楽「グナワミュージック」に、海外アーティストも加わり、世界中から音楽好きな人々が集まります。
フェスティバルの時にはどこの宿も満室になるそう。今年は6/12日〜15日の4日間、開催されます。
ところで、伝統音楽のグナワミュージックとは何ぞや?という事で、エッサウィラで楽器店を営み、ミュージシャンでもあるImadさんに聞いてみました。
もともとは宗教儀礼だったようです。3弦楽器の「ゲンブリ」と金属製のカスタネット「カルカバ」でリズムをとり、唄にのせます。
Imadさんが弾いているのがゲンブリ。下の写真中央にある銀色の物がカルカバ。
シンプルに繰り返される音に合わせて体をゆらせば、精神の治療ができるとされていたそうです。今では北アフリカのトランス音楽として人気があり、ジミヘンやツェッペリンも影響を受けたんですって。
モロッコは今、初夏で気候もいいですし、エッサウィラは海風が吹き抜ける気持ちの良い所です。Imadさんが働くTranse Musicも雰囲気がいいので、立ち寄って見て下さいね!
「Transe Music」は、メディナのDoukala門から入り、魚スークを右折し、次の通りの角辺りです。