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詩集は目で楽しみ、耳で好きになる

2014/06/07 18:30 投稿

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ルーミーがオススメする詩人、文月悠光さん。

中学生のときに現代詩手帖賞を最年少で受賞し、高校3年生のときには、第一詩集「適切な世界の適切ならざる私」で中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞をこちらも最年少で受賞という注目の現代詩人。

「でも、詩ってなんだか難しそう…」

そんな人は、詩を読むのではなく「聞いてみる」のはいかがでしょう? 朗読された詩は、活字として理解するよりも、より言葉のイメージや音がダイレクトに心に飛び込んできます。読み方やトーンで、印象が変わるのも朗読のおもしろいところ。

彼女の詩集「適切な世界の適切ならざる私」から、一部を文月さん本人が朗読する動画があります。断片的に取りだされた詩は、前後の流れに関係なく、まるでトイカメラで撮った写真のように、鮮やかで、危うい印象を感じてしまいます。


少しでも「詩」に興味がわいてきた方は、文月さんの詩集「適切な世界の適切ならざる私」「屋根よりも深々と」をぜひ手に取ってみてください。全身をぶるっとさせてくれる言葉に出会えるはず。

そんな文月さんは、NHK・Eテレ「青山ワンセグ開発」6月期にも出演が決定!



昭和の風景を描いた画家・谷内六郎さんの絵に文月さんが詩を書き下ろし、毎回朗読をするとのこと。はたしてどんな番組になるのか気になるところ。放送は木曜の24:20より。ぜひチェックしてみて下さい。

私にとって、「詩」とは、紙に整列する活字ではなく、日常の中で心や身体に起きる、生きた「現象」である。

(「適切な世界の適切ならざる私」のあとがきより)

以前のルーミーと文月さんのコラボ記事はこちらからご覧ください。

お月さまになりたい。

[公式ブログ]

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