その昔、現在のルーマニアの辺りに鋭い牙で人や動物の生き血を吸うという、吸血鬼「ドラキュラ伯爵」が住んでいました・・・
実際には、ドラキュラとはアイルランド人の作家、ブラム・ストーカーさんの恐怖小説「ドラキュラ」に登場する男性の吸血鬼の名前であり、物語の中の登場人物なのですが、テレビ番組や映画も作られ、世界的にその存在は有名となり、中には伝説を信じている人もいるのだとか。
そして、ドラキュラ城と呼ばれるルーマニアのBran城が、ただ今、売り出し中なのだそうです。
13世紀に建てられたこのお城には、ドラキュラの異名を持つVlad三世が2ヶ月間、投獄されていました。そんなことから別名ドラキュラ城と呼ばれるようになったのだそうです。
また、このお城はルーマニア王室が所有していましたが、1948年に所有権をはく奪され、王室は国外追放されました。そして、チャウシェスク政権崩壊後、再びルーマニア王室に返還されました。
現在のお城の所有者であるドミニク大公とその姉妹が高齢となったため、ドラキュラ城は売りに出されたとのことです。
今やブラン城はルーマニアの観光名所となっており、毎年56万人が訪れています。ちなみに、ブラン城の拝観料は1人4ユーロ。
さて、こちら、たくさんのベッドルームはありますが、住むためにはトイレとバスルームを作る必要があるのだそう。そんな訳で改築は必要ですが、おうちや別荘を探している方は、ドラキュラ城に住むチャンスかもしれませんよ。
お値段81億3900万なり(2014年5月23日現在)。
Bran CastleBuy a stake in Dracula’s castle
[The Telegraph]