昨日の夜はダブリンでギネスを堪能しましたが、今日は朝から北アイルランドはベルファストにバスで移動します。
ダブリンのあるアイルランドはユーロですが、北アイルランドはイギリスの一部なのでポンド。両方行くとなると通貨の準備が難しいところです。
ベルファストはあいにくの雨。
シティホールの前。この日行われる、ジロ・デ・イタリア2日目のゴール地点が完成しています。
スタートまでは少し時間があったのと、レースが始まると市内の道路が封鎖されるということだったので、タクシーをつかまえて西ベルファストという場所を訪れました。
カトリックとプロテスタントが激しい争いを繰り広げた北アイルランド。ベルファストでも中心部から少し離れた地域では両派の居住区域が分かれています。
両方の地域を行き来する門は夜間は現在でも閉ざされているそうです。
また、両地区の間には「ピースウォール(平和の壁)」と呼ばれる壁がそびえています。
壁にはたくさんのペイントが見られます。
融和を訴えるもの、紛争の犠牲者を追悼するもの、自派の”闘士”を讃えるもの、内容はさまざま。
Bring down the wall.(壁が必要のない日が来ますように。)
さてレースの時刻が近づくと、スタート地点には少しずつ人が集まってきました。
会場の準備もできているようです。
チームカーが到着し、ファンも喜んでいる様子です。
パドックで選手の登場を待つ人、ステージのトークを楽しむ人、スタート前にカフェで一休みする人、思い思いの時間を過ごしているようでした。
朝食にしましょう。
スタート地点はタイタニック・ベルファストという施設。あの豪華客船タイタニックはこのベルファストで誕生しました。
海側にはハーランド・アンド・ウルフ造船所の巨大なクレーンが見えます。
造船所の横には工場の跡地を利用した、T13というBMXやスケードボードなどのスポーツ施設。
有志で運営されており、ベルファストの子供たちが集まってくるといいます。
子供たちにBMXなどを教えているロバート。コミュニティ作りの面白い試みですね。
レースはとうにスタートしています。
ゴールに戻ってくるまでの間に街の中心部を散策してみます。
売店もカワイイ感じです。
晴れ間も出てきました。
牛もジロを盛り上げています。
マネキンもピンクのコーディネート。構えにスキがありません。
この後アルスター博物館を見て回りました。
そうこうしているうちにレースもクライマックス。
観客の声援にも熱が入ります。
ゴール!
みなさん手に汗にぎる熱戦に満足した様子。選手に拍手を送りました。
この日はこのあとベルファスト空港からリバプールへと渡りました。
こじんまりとした空港ですが、落ちつきます。
売店、ちょっとゴシップ誌系、多くないですか。
それではまた明日。