かつてはイギリス・ロンドンで最も危ない地域としてその名をとどろかせていた場所「ブリクストン」。しかし、今やロンドンのオシャレっ子たちが足しげく通う町として様変わりしています。
そんな、魅力的なカフェや古着屋が並ぶこの場所で、第3土曜日に開催されるデザイナーズ・マーケットを歩いていたとき、突如目を奪われたのがこちら。
ティー・ポットがオシャレなニット帽をかぶっている!
みなさんご存じ、イギリスと言えば紅茶。誰かのおうちにお邪魔すると必ず、「紅茶いかが?」と最初に尋ねられるほど。そんな紅茶が大好きな国の人達が考え付いたティー・ポット・ニット帽は、ポットに入れた紅茶が冷めないように保温するためのカバーなのです。
このティー・ポットカバーを生み出したのが、ブリクストンで活動するニットグループ”ニット・ウィッツ“。「ニットを編む」と言うと、なんだかおばあちゃんの趣味のようなイメージですが、現在イギリスでは若い人たちの間で人気沸騰中なんです。
このグループは2012年に結成され2週間に1回、みんなでパブ(イギリスのカジュアルなバーのような場所)に集まり編み物を楽しむそう。
ほら、楽しそうでしょ?
ティー・ポットカバーのみならず、ランプシェードのカバーもニットで編んでみたものがこちら。
寒い冬も、これがあれば部屋が温かく見えそうです。
マーケットでお店を出している理由を尋ねると、
自分達だけで編み物をしているだけじゃ飽き足らなくなっちゃったの! 色んな人に作品を見てもらえるとより楽しいわ。今後は、売り上げをアフリカのホームレスの子ども達を助けるためのチャリティ団体に寄付していく予定よ
と、今後の目標も教えてくれました。
結婚式のお祝いや、出産祝い、誕生日プレゼントとして購入していく人たちが多いそう。中には、スキー旅行に出かけるカップルでお揃いのニットヘアバンドを購入し、雪山でヘアバンドをつけて撮った写真を送ってきてくれる人たちもいるんだとか。
ニット・ウィッツのその他の作品は、彼らのブログから見ることができます。
[ニット・ウィッツ]