真空で真っ暗で広大な空間。宇宙のコトに考えを巡らすと何だかワクワクしちゃうのは、宇宙飛行士になりたかった少年の頃の記憶が残っているからかもしれません。
そんな何にもない宇宙におおきな“ヒマワリ”を咲かせてみようと考えているのはアメリカのNASAのジェット推進研究所のエンジニアたちです。
「starshade」とよばれるこの“ヒマワリ”。最初は望遠鏡のような形の衛星とドッキングして、最初は折りたたまれています。
分離したところ。折りたたまれた「starshade」が展開します。
大きく開きました。まるでヒマワリのようですね。
この花の形をした物体、何に使うかというと、太陽のような強い光線を遮って、宇宙を周回している他の小さな惑星を見るためのもの。
これまでは薄暗い惑星を見つけ出すのには、干し草の山から針を見つけるような難しさがありましたが、「starshade」によってその課題を解決しようと試みています。
テスト中の「starshade」。これは折りたたまれている状態。
開いたところです。花びらの形にしているのは、「ソフトに光を遮断でき、他の惑星の画像をより効果的に観測するため」だとこのプロジェクトのリードエンジニアであるスチュワート博士は述べています。
何もない宇宙空間が花でいっぱいになったら、また違う宇宙の楽しさが味わえますね。
[Jet Propulsion Labolatory]
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