1961年のニューヨーク、名もなきフォーク・シンガー、そして猫…
何とも気になるこの写真は、『ファーゴ』や『ノーカントリー』など数々の名作を生んだジョエルとイーサン・コーエン監督の最新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』からの1シーン。いよいよ5月に全国で公開されます。
今作でコーエン兄弟が選んだ題材は、ボブ・ディランが憧れた伝説のフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録。主人公のフォーク・シンガー、ルーウィン・デイヴィスは、彼なしにディランは生まれなかったと言われるヴァン・ロンクをモデルに描かれました。
舞台はフォーク・ソングの中心地だった、1961年のニューヨーク・グリニッチヴィレッジ地区。ツキに見放され、ギターと猫を抱えて人生を見つめ直す旅に出るルーウィンの、情けなくどこか可笑しい1週間の物語です。音楽をこよなく愛し、苛立ちながらもひたむきに生きる彼の心に、フォークの名曲の数々が寄り添います。
ルーウィンを演じたのは、今作が映画初主演となった俳優のオスカー・アイザック。名門ジュリアード音楽院出身で、劇中のライブ・シーンに全て吹替えなしで挑みました。演技だけでなくミュージシャンとしてのスキルも求めていたコーエン兄弟を唸らせた、そのギター・プレイと歌声は必聴です。
他にもコーエン兄弟の作品に出演することを夢見ていたというジャスティン・ティンバーレイクやキャリー・マリガンら、脇を固める豪華キャストも好演しています。
また、今作の音楽を担当したのは、700万枚を超える大ヒットとなった『オーブラザー』のサウンドトラックを手掛けたことでも知られる音楽プロデューサー、T・ボーン・バーネット。彼がマムフォード&サンズのマーカス・マムフォード(キャリー・マリガンの夫)を迎えて制作したサントラには、ディランの未発表曲も収録されています。
淡い色合いの美しい映像が印象的な今作はフィルムで撮影されており、コーエン兄弟の最後のプリント作品になるのではないかと言われているのだとか。カラーなのにモノクロのような独特な雰囲気を、観終わってから何度も思い出してしまいました。それにもちろん、あの猫も。
ルーミーでは、4月23日(水)に開催されるジャパンプレミアに5組10名様をご招待。当日は主演のオスカー・アイザックが登壇し、歌声を生演奏で披露する予定です。応募方法は以下をご覧ください。
【応募方法】
1. 件名に「インサイド・ルーウィン・デイヴィス ジャパンプレミア応募」
2. 本文に住所・氏名・メールアドレス
以上をご記入の上、「roomie@mediagene.co.jp」までお送りください。
・応募締め切り:4月17日(木)
・ルーミー招待枠:5組10名様
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』オスカー・アイザック来日ジャパンプレミア
日時:4月23日(水)18:00開場/18:30開映(終了予定/21:00ころ)
※上映終了後にオスカー・アイザック登壇イベント実施
会場:スペースFS汐留(東京都中央区銀座8-12-13 豊川ビル4F)
※当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
監督・脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
音楽:T・ボーン・バーネット
出演:オスカー・アイザック、キャリー・ マリガン、ジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランド、ジャスティン・ティンバーレイク
2014年5月、TOHO シネマズ シャンテ 他 全国ロードショー
Photo by Alison Rosa ©2012 Long Strange Trip LLC 『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』 [ロングライド]
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