家づくりと自然との共生は建築における永遠のテーマかも知れません。
スイスのディーティコンに建築された「Earth House Estate Lättenstrasse」は、根太を張って柱を立てて梁を渡らせて造る現代的な家とは全く異なる、地球と一体化したかのような人工の「大地ハウス」なのです。
周囲の自然環境の中に完全に溶け込んで、緑の大地の下に埋もれているよう。Vetsch Architekturチームによる開発です。
未来を先取りした太古の住まい。そんな言葉が似合そうなこの9つの集合住宅は、人工の湖を中心に緑で全てを覆い、屋上はまるで大地のように植物を育てることができ、上空から見たらそれが住まいとはほとんど分かりません。
コンクリートスプレーによって防水性能もしっかり。家の中心には天窓から日差しが照らすバスルームがあり、階段から地下のパーキングへと繋がっています。
北向きと南向きの物件があり、見える景色が異なります。インテリアはまるで大きな洞窟の中にいるかのような、ユニークな仕様。
まさに自然環境に紛れてしまったコンセプト。家そのものがまるでテーマパークの施設みたいですね。
[inthralld.]
Earth Houses [vetsch architektur]