みなさん、「yPad」ってご存知ですか?
人気アートディレクターの寄藤文平さんが考案したスケジュール帳です。yPadは、寄藤さん自身の“困る”や“欲しい”をカタチにしたもの。
「いくつかの仕事が同時進行している時に困るのは、それぞれの進行のリズムが違うこと」。それを把握するために、「一日の動きと2週間分の流れを同時に確認する、プロジェクトの進行と一日分のタスクを同時に確認する」べく開発されました。
その特徴は見開きで2週間の予定を見渡せることで、2週間ごとに見開きのノートページが設けられています。
左ページは2週間分のタイムスケジュール(横ライン)で、右ページはプロジェクトやTO DOリスト(縦ライン)を書き込めるようになっています。1度に見渡せて、美しくつながります。
詳しく見ていきましょう。
先ず左ページの日付のところは自分で書き込みます。そうなんです、いつからでも使い始められるのも「yPad」の特徴のひとつ。
1日は24時間に区切られていますので、ここに打ち合わせ外出などその日の予定を書き込みます。
そして右ページがプロジェクトテーブルです。縦方向に全部で20の欄があるので、プロジェクトごとに2週間の流れを書き込むことが出来ます。
ひとつのプロジェクトでもいろいろなジョブやタスクが別々のスケジュールで動くこともよくありますが、小分けにして書いておくと整理できます。
2週間のスケジュール&プロジェクトテーブルの次の見開きはノートページ。その2週間の間にあった打ち合わせの内容などを書けるようになっています。こちらは方眼になっているので何かと便利で書き込みやすいです。
インデックス番号が付いているのは、yPad4になってからのアップデート点。例えば別の2週間での打ち合わせの内容やアイデアなどのメモを書き込んでもインデックス番号と紐付ければ、あとから見直すことができます。
アートディレクターの寄藤さんらしく、使い方説明ページも楽しさいっぱいです。
いきなり日付を間違えてやる気を失わないように、とか。
線の描き分けより見やすく、などアドバイスも。
使い方もイラスト入りなので分かりやすいですね。
雑誌や本の編集に携わっていたことがあるのですが、そのときに必ず最初に作るの進行表でした(雑誌や本の原稿入稿や校正の戻し、印刷入稿などのスケジュール)。
寄藤さんのようなフリーランスのアートディレクターやデザイナー、編集者といった、いくつもの仕事が同時に進行するような方はとても使いやすいのではないでしょうか。
さて私の場合ですが。
まずはキラキラシールで表紙に“2014”と入れてみると、うーん、一気に愛着がわいてきました。
つぎにお気に入りのイラストに紐を付けて栞にして挟んでみました。
仕事柄、知り合いの作家さんの展示会に参加することがあるのですが、今までの手帳だと、複数の展示会の予定を仕事のスケジュールと一緒に書くことはできませんでした。DMを挟んでおくものの、ついつい日々の仕事に忙殺されて気がつくと終わってたりして。
でもこの手帳なら一緒に書き込めるので、展示会を見逃さずにすみそうです。ほかにも、観たい映画の上映スケジュールを書いておくのもありですね。
ノートページには打ち合わせの内容やアイデアメモ、気になる雑誌の記事など、スクラップブック感覚で書いたり、貼ったり。
最近のスケジュール管理はもっぱらスマートフォンでしたが、「yPad」のおかげで、こういう作業は好きだったなーということを思い出しました。
スケジュールの整理が面倒な雑用ではなく、頭のなかを整頓する貴重な時間に変わります。
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