普通のカスタードもおいしいですが、レモン味なんていかがですか? レモンカスタードで満たされたイタリアの定番焼き菓子「クロスタータ」のレシピをご紹介します。

クロスタータ生地はクッキーみたいなもの。しっとりサクサクです。カスタードだけ作ってパンにつけて食べるのもおすすめです。

【材料】(24cmの型一台分)

[カスタードクリーム用]

・卵黄(2個分)※余った卵白の使い道はコツの欄をご覧ください。
・砂糖(90~100g)
・小麦粉(大さじ2)
・牛乳もしくは豆乳(500ml)
・レモンもしくはレモン汁(1個 / 30~40ml)

[生地用]

・薄力粉(300g)
・砂糖(120~130g)
・バター(120~140g)
・卵(1個)
・ベーキングパウダー(8g)

※砂糖やバターの量はお好みで。あっさり~しっかり甘めです。

※さっぱりめのカスタードがお好みの方は、牛乳より豆乳がおすすめです。


【作り方】

[準備]

1. 粉類はふるっておく。バターは室温で柔らかくしておく。レモンを使用する場合は皮を細かく削り、汁を絞る。型にはオーブンシートをひくか、無い場合は薄くバターを塗り、小麦粉をはたいておく(分量外)。

[カスタードクリーム]

2. 火にかける前に鍋に卵黄を入れほぐし、砂糖を加えてよく混ぜ、更にふるった小麦粉も加えてよく混ぜる。

3. 2に少しずつ牛乳(もしくは豆乳)を入れ、弱めの中火にかけヘラで混ぜる。 少しとろみがついてきたら弱火にしてクリーム状になるまで手を止めずにかきまぜる(あとでオーブンで焼くので柔らかめでOK)。お好みでバニラエッセンスを加えても。

4. できたら冷まし、レモン汁と削ったレモンの皮を加えて混ぜる。

[クロスタータ生地]

5. ボウルにバターを入れ泡だて器でよくかき混ぜ、砂糖、溶き卵も加えてよく混ぜ合わせる。

6. 5にふるっておいた薄力粉とベーキングパウダーを加えてヘラでさっくりと混ぜる。

7. 生地がまとまってきたら、手で軽くこね(こねすぎない)、 飾り用の生地(みかん位の大きさ)を残して型に敷く。側面を少しだけ高くして、 クリームがこぼれないようにする。

8. 7の生地に出来上がったクリームを流しいれ、残しておいた生地で飾る

7. オーブンへ入れ、180℃にセットしてスイッチオン(あらかじめ温めておかないこと)。生地がキツネ色になるまで焼いて、完成です。


【作る時のコツとおすすめ】

・型を敷く時は、ラップの上で型より少し大きめの丸型にカットし、型を逆さに被せ、ラップごと一気にひっくり返すと型に敷きやすいです。

・飾る時は、今回の写真では少し張り切りすぎてしまいましたが、通常はこちらの元記事のように格子状にするのが一般的だそうです。のばして切ってのせるだけ!シンプルかつ定番の形です。もちろん、飾らなくてもOK。

・生地を焼く時は、焼きすぎるとクッキーのような堅さになってしまい、切るのも食べるのも不便なので、少しきつね色になるくらいがおすすめです。

・食べごろは冷やして1日経ったくらいがよりおすすめ。カスタードが固定されます。

・余ってしまった卵白はスープにしました。鶏ガラスープと塩、お醤油で味付けしたスープにネギとキャベツを入れ、スープをかき混ぜながら少しずつ卵白を注ぐだけ。

すぐ出来て簡単、といったタイプのお菓子ではないですが、手間をかける分とってもおいしいです! 特段難しい工程もありませんでした。とにかくレモンカスタードがポイントなんです。

イタリアの定番なお菓子だそうですが、材料は日本のスーパーで買いそろえられるものばかり。休日やお誕生日に、外国の家庭で出てくるようなお菓子作りをぜひ楽しんでみてください。

レモンカスタードのクロスタータ

[北イタリア自然派生活]

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