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生まれ変わったあの事件の現場で人々は何を見るのか

2014/02/19 10:00 投稿

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あの日のことは鮮明に覚えています。

2001年9月11日、当時大学生だった私は翌日のテストに向けてひとり部屋で机に向かっていました。休憩のつもりでテレビをつけると、そこに映っていたのはニューヨークの高層ビルに飛行機が衝突し、ものすごい量の煙が上がり、地表では人々が逃げ回っている光景でした。当然勉強など手につかなくなり、そのまま深夜まで画面を見つめていました。

あれから13年、悲惨な事件の現場となったワールドトレードセンターの跡地には、現在、新たな高層ビル群の建設が進めれており、多くの観光客が訪れています。

ブルックリンに生まれ、ニューヨークで活動するフォトエディターのKeith Goldstein氏は、この地に訪れる人々の写真を撮影しています。





Keith Goldstein氏は事件当日も現場周辺におり、炎から逃れるためにビルから飛び降りる人々やビルから離れようと逃げる人々を目撃しました。そんな彼は、新たにビル群が再生しつつある現場で、そこに訪れる人々の表情や感情、民族の多様性を写すことで深く考えさせる作品を生み出したいと考えました。



「気に入っている写真はあるか?」という問いに彼は、「この現場を見ていて途方に暮れてしまった人々の様子を捉えることができたもの」と答えています。

その場所は悲劇の現場です。しかし写真に写る人々を見ていると、彼らが感じているのは悲しみだけではなく、自分自身の内面や世界の変化への戸惑い、そして何かしらの希望のようなものであるように私には思えます。

Photographer captures the expressions of visitors at WTC site

Inspired Eye

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