社会貢献につながる商品・サービスを能動的に選ぶ「エシカル消費」が日本でも広がってきましたが、パリでいち早くこのスタイルを取り入れたセレクトショップが「merci(メルシー)」です。
merciは、2009年3月、高級子供服ブランド「Bonpoint(ボンポワン)」の創設者コーエン夫妻によって創業。ファッションやカルチャーの発信拠点として知られる北マレ地区に、地上2階、地下1階の3フロアからなる総面積1,500平方メートルのショップを構えています。
merciの特徴は、ファッション・家具・家庭用品・食器・文房具など、幅広いジャンルから、クリエイティブでハイクオリティなものだけを扱う、キュレーション型ショップであること。まるで、おしゃれなライフスタイル雑誌がそのままお店になったような雰囲気です。
取扱いブランドもフランス国内に限らず、世界中から集められており、海外でも人気の高いツバメノートや鯛のモチーフがユニークな東京の老舗石けんメーカー「玉の肌石鹸」のウェルカムソープなど、日本のプロダクトもラインナップ。
中でも、カラフルでバリエーション豊富なマスキングテープブランド「mt」は、merciの売れ筋商品なのだそうですよ。
また、merciは、収益の一部を、マダガスカルでの教育・発展を支援する基金「le fonds de dotation merci」に寄付。これまでに、創業者コーエン夫妻による寄付と合わせて、20万ユーロ(約2,800万円)を超える資金が提供されています。
つまり、merciで買い物をすることによって、消費者も間接的にこれらの活動を支援できるのです。
merciでは、公式オンラインショップも開設。日本への配送にも対応しています。
まずは、オンライン上で、気になるプロダクトを楽しみながら探してみてはいかがでしょう。
[merci]