デジタルに描かれる人間の苦悩が切ない人体美アート

2013/12/02(月) 16:30

アートとは、人間のあらゆる感情を表現し、私たちの心を揺さぶることができるもの。

ギリシャのアテネを活動拠点とするビジュアルアーティストAdam Martinakisさんが生み出すデジタルアートは、とても美しいけどちょっと切ない先鋭的な作品。人間が抱く苦悩や根本的なカオスを、鉱物素材で出来た人体モチーフという独特の世界観でCG描写しています。

その質感が、メタル調でリアリティーがあり、実物の彫刻のよう。これらの作品はコンピューター上で楽しむだけではなく、お部屋の壁に飾る絵画アートとしても販売されているようです。

デジタルの自由度と美しさを存分に活かした表現力。人間はもろく、苦しみの中でもがく存在でありながらも美しいのだということに気付かされます。

金の質感もぼかし方も、写真撮影したかのような巧みさです。

それにしてもCGアートでこれだけ心揺さぶる作品というのも数少ないかもしれませんね。とても貴重な現代アーティストではないでしょうか。

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