フィンランドの大ヒットロードムービーがついに日本へやってきます。

『GO!GO! L.A』や『モロ・ノ・ブラジル』でもおなじみ、世界的に有名なフィンランド人映画監督、ミカ・カウリスマキさんの最新作『旅人は夢を奏でる』。

先日、ルーミーでインターン中のフィンランド人Eeviちゃんが、フィンランドの目線から本作を紹介しました。その記事はこちら(英文)からご覧ください。


ストーリーはというと…

ピアニストとして成功を収めたが、私生活には失敗してしまった男、ティモ。音楽に全てを捧げる彼のストイックすぎる生活についていけなくなった妻が、幼い娘を連れて家を出て行ってしまったのだ。そんなティモの前に、3歳の時に別れたきり、35年間も音信不通だった父、レオが突然現れる。レオの口車に乗せられて、無理やり始まった親子の二人旅は、ティモにとって、自分のルーツを探る旅となる。最初は反発しか覚えなかった父に、次第に共感を抱き、いつしか自分のなかにも父と同じ人生への愛を見出し始めるティモ。しかし、旅の終わりにレオは、さらに驚く“真実”を用意していた──



主役を務めるのはフィンランドの有名俳優、サムリ・エデルマンさんと ヴェサ・マッティ・ロイリさん。Eeviちゃんいわく、二人の演技と合わせて注目すべきは彼らの「歌」だそう。この2人は数々のアルバムを共にレコーディングしているそうで、テーマソングの『Tuomittuna kulkemaan(絶望的な旅)』は彼らのデビューシングル。劇中では二人の即興セッションも楽しめるそうです。

「『旅人は夢を奏でる』はとっても”フィンランド映画”らしい作品。悲しくて、絶望的で、ブラックユーモアがたっぷり。それと同時に、笑えて心温まるシーンで涙もする」とEeviちゃんはいいます。

フィンランドでは2012年に公開され大ヒットを記録。そして、ついに日本版のポスターが解禁されました。



作中では北欧の自然が広がり、ふとフィンランドに行ってみたくなる衝動に駆られます。悲しいこともあるけど、そこには生きる楽しみもある。フィンランドならではの飾らない世界観が楽しめそうな作品です。

『旅人は夢を奏でる』
2014年1月、イメージフォーラム他にて全国順次公開予定
(C)Road North
配給:アルシネテラン

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