レーザーカットされた木が物語るストーリー

「The New America」はシアトルに拠点を置くブラジル人グラフィックアーティスト、Nando Costaさんの作品。

レーザーカットされた木版計800枚で作ったモーショングラフィックアニメーションです。

“concoction of a variety of ideas and can perhaps be described as a union between concepts and experiments born during the Situationist movement and real life events experienced during the last few years in American society.”

とても抽象的なこのストーリーラインについて、「様々な考えの調合と、おそらくここ数年のアメリカ社会で起きた出来事とシチュエーショニズムの動きによって生まれた概念と経験の融和である」とCostaさんは説明しています。

ともかく注目していただきたいのは、レーザーカットされた木が作り出すスムーズなアニメーション。800枚のメイプルの木版一枚一枚にフレームの絵をレーザーで彫り、写真に撮ってアニメーションを作ります。木目の違いなどで微妙なズレが生じ、結局すべてを完成させるのには、なんと合計2年かかったそうです。

一枚一枚ていねいに美しく掘られ、制作に使われた800枚の木版はただいまEtsyで購入可能です。

ただ、Costaさんがその都度ランダムに選んで郵送してくれるので、特定のフレームを選んで買うことはできません。

どうぞビデオをご覧下さい。

［Nando Costa］
［Etsy］