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緻密かつ膨大な紙の巨大アート

2013/10/11 13:30 投稿

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(君が、心の声を叫び歌今もまだ叫びつづける)2011年/CLASKA The 8th Gallertでの展示風景/撮影:熊谷直子/©HITOTSUYAMA.STUDIO


(君が、心の声を叫び歌今もまだ叫びつづける)2011年/CLASKA The 8th Gallertでの展示風景/撮影:熊谷直子/©HITOTSUYAMA.STUDIO

とにかく目を奪われるのは圧倒的な存在感。その大きさとボリューム感。


(Gorila’s man)2011年/H.P.FRANCE WINDOW GALLERY/新聞紙 紙ひも/撮影:H.P.FRANCE/©HITOTSUYAMA.STUDIO

1分の1スケールで作られた動物たち。ゴリラの親子や2メートルはあろうかというサイ、四股を踏むお相撲さん。


(満員御礼)2011年/新聞紙 紙ひも/LUMINE/©HITOTSUYAMA.STUDIO


(満員御礼)2011年/新聞紙 紙ひも/LUMINEでの展示風景/撮影:北山和彦/1300×1300×900㎜

これらはなんと新聞紙をこよりにした紙紐で作られています。紐状にした紙をぐるぐると地層のように重ねて、重ねて、重ねることで、このみっしり詰まった重量感が生まれているのです。


(セイウチの涙)2012年/青参道アートフェア/Rinでの展示風景/新聞紙 紙ひも/撮影:椎木静寧/©HITOTSUYAMA.STUDIO


(セイウチの涙)2012年/青参道アートフェア/Rinでの展示風景/新聞紙 紙ひも/撮影:椎木静寧/©HITOTSUYAMA.STUDIO

厳しい自然の中を生き抜く動物たちの強さや逞しさ、優しさを、新聞紙という身近な素材を用いることで、紙の持つ優しさと物量感と共に表現しています。

一ツ山チエは1982年生まれ。大学卒業後にイラストレーターの仕事をしながら立体作品をつくり続け、最初は既製の紙紐で、次第に新聞紙を用いてリアルな動物の姿をかたちづくるようになりました。

製紙業が盛んな地である静岡県富士市にて、祖父の代からの紙紐工場で育った彼女は、膨大な量の紙に囲まれて育ちました。彼女にとって、紙は自らのルーツにであり、アイデンティティなのでしょう。

これらの作品はアーティストサイトでご覧あれ。

また10月12日〜14日、東京・恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスで行われる「恵比寿文化祭2013」では、リアルで圧倒的なスケールの「えびすさん」が現れますよ(恵比寿ガーデンプレイスタワー38階ギャラリー)

実物を見たい人はぜひ恵比寿へ!

一ツ山スタジオ

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