「もう仕事を辞めたい!でも辞める前に上司に一言言ってやりたい!」
そんな思いが頭をかすめては、自分をなだめて仕事に戻る社会人は沢山いるはず。
台湾のCGアニメーション会社「Next Media Animation」で働いていたMarina Shifrinさんは、一際ユニークかつ大胆な辞め方で注目を集めています。
Youtubeで話題になっているビデオ「An Interpretive Dance For My Boss Set To Kanye West’s Gone」は、Marina Shifrinさんが上司に宛てて作った辞表ビデオ。その日も深夜まで勤務していたShifrinさんが、Kanye Westの「Gone」に載せて華麗に舞います。
朝4時半なのに私はまだ仕事場
イケてるニュースビデオ制作会社に勤める私
過去2年間この仕事の為に時間も労力も彼との関係すら犠牲にしてきた
なのに上司が気にかけるのは
作ったビデオの数とその視聴回数だけ!
だったら…
私は私のビデオを1つだけ作るわ
視聴回数は気にせず内容重視で!
あぁ、あと上司に一言…
(ダンスブレイク)
辞めます。
辞めます!
さよなら!
…なんと清々しい。
と見た人は皆そう思ったのでしょう。つい先週アップされたこの動画は、すでに視聴回数が1000万回を越えています。
「まさか自分のビデオがこんな話題になるなんて驚いた…。」と語るShifrinさん。でもその勇気が功を奏したのか、一躍時の人となった彼女はその後Queen Latifah Showにゲスト出演し、なんとQueenから仕事のオファーを貰うことに! 彼女と同じ思いを抱く世間のサラリーマンはどれだけ勇気づけられたでしょう。
ちなみにShifrinさんのビデオに対し、「Next Media Animation」は返信ビデオを作り、
「ランチをデスクで食べるのはレストランがないから。」
「でも屋上にはプールもサウナもあるしプラマイゼロ!」
「どうぞ、新しい人を募集します!」
と反論したものの、こちらの反応はいまいち。今更何を言っても言い訳に聞こえしまうのが悲しいです。
勇気ある決断と行動をしたShifrinさんに拍手をしたくなる、そんなビデオです。
[Youtube]