現代の日本では、15人に1人が「うつ」と言われています。
そんな現状をテーマに『サム・サッカー』、『人生はビギナーズ』のマイク・ミルズ監督が『マイク・ミルズのうつの話』というドキュメンタリー映画を製作しました。
イントロダクション
2000年まで「うつ」という言葉はあまり耳にしませんでしたが、なぜここ10年で広まったのでしょうか。マイク・ミルズはその理由のひとつが製薬会社の広告キャンペーン「心の風邪をひいていませんか?」にあると考え、その舞台として日本を選びドキュメンタリー映画を製作しました。出演者は日本に暮らす5人のうつの人々。撮影の条件は以下の2つ。
1.抗うつ剤を飲んでいること
2.日常生活をありのままを撮らせてくれること
「うつ」になった5人の登場人物をありのままに映した本作。「うつ」で苦しんでいる姿を映し出したものではなく、「うつ」と向き合いながら人生を謳歌するために懸命に生きていく姿を映し出しています。
「うつで苦しむ人たちが、今現在も働いてるし生きてるし、モンスターなんかじゃないんだ、ということを伝えたかった」とマイク・ミルズは語ります。“社会のアウトサイダー”を愛おしく表現してきたマイク・ミルズの手腕が発揮された作品。
10月19日(土)渋谷アップリンクほか全国順次ロードショーです。