ニューヨークに拠点を置く、SLO Architectureが手がけたこの作品「ハーベストドーム2.0」。
全て壊れた傘の骨組みと捨てられたペットボトルを再利用して作られた直径約7.3mのドーム作品です。
この大きな大きなドームは現在、128本ものペットボトルでできた浮きによって、ハーレム川に浮かべられています。
「2.0」なので、名前の通り初回作が存在しましたが、同じように川に浮かべたところ、刑務所があるライカーズ島まで漂流してしまい、不運にも職員の方に片付けられてしまったそうです。
そうした不幸にもめげず、ボランティアや地元学生の活動により、市内のゴミ箱や歩道から約450本ものの傘が回収されて新たに作られました。
こちらはドーム内部からの眺めです。まるで蜘蛛の巣に捕えられたようなイメージですね。
本来の機能を無くしても、こうして美しさを訴えることが出来るのが、芸術の素晴らしいところだと思います。
自然と人間が作ったモノの関わり方を少し考えさせられる情景ですね。
もっと作品を見たい方はこちらからご覧下さい。
コメント
コメントを書く