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イギリスの靴の聖地で生まれたシューズとそのストーリー

2013/09/10 10:30 投稿

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先日、イギリスのノーサンプトン州「靴の博物館」についてご紹介しました。

ノーサンプトン州は、紳士靴をメインに、伝統を重んじた昔ながらの製法で生産し続けている場所です。



大量生産で生まれる靴にも、もちろん魅力はたくさんあります。多くの人を喜ばせていることに何ら変わりはないと思うからです。

しかし、靴だけに限らず大量生産の波は、世界中のどこかで強制労働などの犠牲を生んでいる可能性があるのもまた事実です。

生産者にも消費者にもいいモノづくりとはなんだろう…と模索しているときに、私はロンドンにいました。そして、そこで出会う靴職人たちは「イギリスの紳士靴は本当に美しく、何より自分たちの靴が一番だ!」と嬉しそうに話します。

そんな靴職人と一緒に、私もこだわりの一足を作ってみたくなりました。



そこで、私はデザインを持ってノーサンプトン州にある、工場をひとつずつ回り、恐る恐る扉を叩いてみることにしたのです。

はじめは相手にされず「そんな工場ないと思うよ。そもそも女性靴を作れる工場って殆どないし」と失笑されて終わることも度々でした。ところが、とある奇跡の出会いによって、何とか生産してもらえる工場と巡り会うことができました。



Dear: Gentle Woman & Man(親愛なる ジェントルウーマンとジェントルマンたちへ)

これをコンセプトに、イギリスの紳士靴をベースに女性の靴を作りました。

完成した靴がこちらです。





どれもシンプルですが、それだけ長く愛用できる靴です。

すべて革で出来ているので、手入れに手間はかかりますが、見た目よりも軽いのが特徴です。

また、靴の内部にコルクを敷き詰め、長く履けば履くほどその人の足の形に馴染むのです。

先日工場に行った時に、スタッフの一人がこんなことも話してくれました。

「僕はもともとエンジニアだけど、この仕事が好きなんだよ。靴作りのプロセスは本当に大変だけど、君みたいなデザイナーがサンプルを開けた時の喜ぶ顔を見ると、きっとお客さんも喜ぶだろうと確信できるし、それが嬉しくて仕方ないんだ」

今回は貴重な生産風景を撮影してきました。一部映像はこちらからご覧ください。

職人の熱い思いから生まれた靴たち。

9/20~30までの10日間限定で東京/代官山 boy Attic にて販売会が開催されます。遠方で来られない方には、通販で受付も可能です。女性靴がメインですが、メンズも多少用意しています。

ぜひ手に取って、モノ作りを感じてください。お会い出来ることを心より楽しみにしています。

2013年9月20日(金)~30(月)

月・水~金: 11:00~20:00
土&日: 10:00~19:00

☆レセプション
9月20日(金)20:00~21:00 
ワインとシャンパンでお待ちしています

boy Attic
東京都渋谷区猿楽町12-28

boy Attic] 
AYAKAbi

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