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夢と才能を背負って世界へ羽ばたく日本人若手アーティスト

2013/09/03 18:30 投稿

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みなさんは「小松原智史」というアーティストをご存知でしょうか。

昨年のアートストリーム賞で大賞を獲り、今年に入ってからはあの有名な岡本太郎現代芸術賞で特別賞を受賞するなど、賞を総なめにしている今注目の日本人アーティストなのです。

直筆で仕上げる彼のアートは主に和紙に描く墨絵。墨絵って聞くと私はまず「竹にちょこんと咲いた花」…ようなイメージが思い浮かびますが、彼の作品ではモチーフが非常に細かく表現されています。この「斬新」、という言葉がピッタリな彼の世界に驚嘆したのは私だけではないようです。



アメリカはサンタモニカで10月11日〜13日開催される「Artworks For Cure」というイベントでの展示会が決定しています。Yoko OnoShepard Faireyといった有名アーティストが参加する大規模な展示会だそうです。2014年にはロンドン、ニューヨークでも展示が予定されている小松原さん、いま本当に大注目の日本人若手アーティストなのです。こんなに素晴らしい才能が日本発、っていうことがなんとも嬉しいですね!

海外での反応も大きいなか、母国日本でも展示会が始まったようです。

カレッタ汐留の最上階47階にあるイタリアンレストラン「Bice(ビーチェ)」では、9月1日から10月8日まで、彼の作品が飾られる事になっています。毎晩8時半ごろになるとディスニーランドの花火、レインボーブリッジのイルミネーションなど、絶景も一緒に楽しむことができますね。



これが展示の一部。




こちらは本人が作品を手がけている様子です。「書くときは裸足がいいんです」という小松原さん。47階のイタリアンレストランでも裸足で黙々と作業を進めていました。アーティストって、オーラが全く違いますね。



こちらは以前おこなわれた小松原さんの展示会の一部。写真からわかるように、何枚もの紙が繋がって一つのアートになっていますね。

ちなみに彼が和紙を好む理由は、保存がしやすく長持ちするからだそうです。



こちらは小松原さんの一番有名な作品の一つではないでしょうか。見れば見るほど吸い込まれていってしまいそうな精密さ…。F100サイズ(1620×1303mm)で完成するまで約1ヶ月もの期間を費やしたそうです。


ウェブサイトで公表されている小松原さんの誕生年は1986年。まだお若いのにこの才能。この先いったいどんなアーティストになっていくのか、期待してしまいますね。



彼は作品について聞かれた際に、

絵から形や意味性を無くすために、ドローイングを描き続けています。

脈絡の無いイメージを展開してゆく事で、イメージは混ざり、打ち消し合いながら広がります。

意味を無くしても、また新しい意味や形が発生するので、私は終わることなく描き続けます

と語っています。…うーん奥が深い!



小松原智史さんの展示は9月1日から10月8日までカレッタ汐留の最上階でおこなっています。興味がある方、ぜひ見に行ってみてください。

Satoshi Komatsubara

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