まるでレンズと一体になったような筒形カメラコンセプト「Digital Reflex Camera」の全く異なる撮影スタイルに驚きです。
イスラエルのアーティストYaniv Bergさんが、当時学生だった2010年頃にデザインした筒形のカメラ。ファインダーを覗いたり、背面の液晶画面を顔の前に持ってくるのが当たり前の撮影スタイルに根本的な疑問を投げかける斬新な形状です。
ぶれないように撮影するには三脚が必要だったり脇をシッカリ固めてシャッターを押したりとスキルが必要。今でこそ手振れ防止機能とか充実してますが、それでも「顔の前にカメラがある」ということですから、大事なシーンはいつもカメラ越しに観ていることになります。
この筒形カメラは、手前側がクイッと上に曲がっており、見やすい角度に液晶画面があります。カメラを顔の前に持ってくるのではなく、お腹にしっかりホールドして撮影します。一度焦点が合えば、顔を上げて被写体を肉眼で楽しみながら、しっかりと撮影できそうですね。
こんな撮影フォームを実現できるカメラ、様々な状況で撮影するカメラマンが増えた近年にこそ必要なのでは。
[YANKO DESIGN]
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