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チェルノブイリ事故から27年。色とりどりのちょうちょに込められた思い

2013/08/20 20:00 投稿

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青、橙、緑、赤…! 色とりどりのちょうちょが本の上を舞っています。



1986年に起きたチェルノブイリ原発事故。大事故だったにもかかわらず、2547人の子どもたちは生き延びることができました。

チェルノブイリ原発事故の被害にあった子どもたちを救うための団体であるChabad’s Children of Chernobyl (CCOC)の創始者Rabbi Yossi Raichikさんの慈善的な活動のおかげで、彼らは事故以前と変わらない生活を送っています。彼の素晴らしい行いを受け、ポップカルチャーアーティストのDavid Kracovさんは、金属製の彫刻をつくりました。そのタイトルは「The Book of Life」。



「Book of Life」はすべててづくりで、ページから今にも飛び出しそうな色とりどりのちょうちょが目を引く作品です。すべて金属で作られているのに、金属が持つ冷たさは全く感じませんよね。むしろとても暖かく、可愛らしくもあります。初めてみた人にはこれが金属でできていることはわからないでしょう。

この作品でつくられている1匹1匹のちょうちょは、チェルノブイリ事故からの生き延びた2547人の子どもたちを象徴しているのだそう。また、ページ1つ1つは、Rabbi Yossi Raichikさんの言葉や優しさで埋め尽くされています。



Kracovさんのまるで生きているかのような作品は、子供時代の純真さや脆さを感じさせ、その後も育てることの必要性を表しています。

また、金属でできた色とりどりのちょうちょは小さく壊れやすいけど、それでもなお羽ばたこうとしている様子は、前に向かって頑張っている子どもたちの強さを想像させます。

事故はまだ終わっていません。被害を受けた子どもたちがこれからも生き延びられるように、この作品の思いがもっと多くの人に知られると嬉しいです。

[David Kracov]
A Tribute to 2547 Children that Escaped Chernobyl [Bored Panda]

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