コスタリカにある未開拓の熱帯雨林。この辺りの森林伐採が進む中、残された森を保護するため「フーガン夫妻」がここに移り住んだのが今から7年前。今では27棟ものツリーハウスが集まるコミュニティが形成されています。
「Finca Bellavista」と呼ばれるこのコミュニティは東京ドーム52個分(600エイカー)もの広さ。その地域の中にはコミュニティセンター、ダイニングホール、浴場、キャンプファイヤー場、カフェ、そしてwi-fiが使えるエリアまであるとのこと。
配管工事もされているため蛇口をひねると水を使うことも出来ます。創立者のフーガン夫妻のようにここに住んでいる人もいれば、ツリーハウスごとゲストに貸し出している人も。公式サイトでは宿泊の予約も受け付けています。
いくら便利なツリーハウスとは言え、そこは文明社会から遠くはなれた熱帯雨林。生活するにはかなり不便なこともあるはず。しかし、そんなことを気にしない人にとってはまさに楽園の地。ここを訪れる人も「自由を追い求める若者」ばかりではなく、仕事をリタイアした人が平穏に暮らす場所としてここでの生活を楽しんでいるそうです。
「生活の快適さ」と「ありのままの自然」、その両方をうまく調和することで「持続可能なツリーハウス」として成功している「Finca Bellavista」。その存在によって森が守られるのであれば、ここに住む「数多くの生き物」もきっと喜んでいるのではないでしょうか。
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