アーティストのJustin Gignac氏は同僚たちがパッケージデザインの重要性をバカにしたことをきっかけに、良いパッケージデザインがどれほどの説得力があるかを証明しようとあるプロジェクトを思いつきます。
それがこの「NYC Garbage」。ニューヨークに落ちている「ゴミ」をかっこいいパッケージに入れて売るというもの。これは興味深いプロジェクトです。
これの面白いところに「限定販売のゴミ」の存在。例えば、オバマ大統領就任記念イベントのゴミ、昨年の同性婚合法化記念時に出たゴミ、大晦日のタイムズスクエア前でのゴミなどなど、思い出のいっぱい詰まったニューヨークならではのゴミが販売されています。
2001年から始めたこのプロジェクト、現在では1300ものゴミの入ったキューブが販売され、世界29カ国の人々の元へ送られたそうです。こちらの公式サイトから購入することができます。ただし、現在は入荷待ちの状態。欲しい方はサイトからウェイティングリストへの申し込みができます。ゴミを買うのに順番待ちですか…。
まさに「捨てる神あれば拾う神あり」を地でいくビジネス。落ちているゴミでさえデザインの力によって付加価値をつけてしまうなんて、なんとも素晴らしい発想です。
[NYC Garbage]