ギャグ系
「あしたの今日子さん」 いわさきまさかず(1月発売)
ギャグマンガもいくつか。女子高生の放課後は勇者としてパーティ組んで魔王退治? しかし、魔王は激弱だし、なぜか舞台は柏市だし、笑える展開が続きます。ローカルネタも連発。2013年1月に2巻が発売予定です。
「共学高校のゲンジツ(1)」 伊丹 澄一 (イラスト), さぬい ゆう (原作)(10月発売)
こちらもクスリと笑える1冊。共学高校だからといって、彼氏彼女ができるとは限らないわけですが、不毛な悪戦苦闘を続ける男女の姿を軽妙・コミカルに描きます。同人誌でもセンスがある作家ですがこれはオススメです。
続きが楽しみ
「麻宮さんの妹 (2)」 あさの(3月発売)
近未来の不思議な世界で姉を探して旅をする少女。しかし彼女自身に世界の秘密がありそうで…。まだ描写に不安定なところはありますが、近未来の街を書き込みなど注目したいところ。2013年1月に3巻発売の予定です。
「初愛(2)」 田中ユタカ(12月発売)
こちらはちょいエロ。「初体験」をひたすら描く連作短編形式のシリーズ2冊目です。といっても「もと子先生の恋人」等の純愛ストーリーが得意な作者だけに、そこに至るまでのシチュエーションはいずれも練られてますよ。
「BLOOD ALONE(8)」高野真之(6月発売)
淡々と描かれる現代吸血鬼譚。氏の絵柄にはなぜか静寂感が伴っていてそれがまた味となっています。2012年のレビューで取り上げようと思いつつ、うまく魅力を伝えられなかったので、ここでオススメしておきます。
2012年オススメの10冊、いかがだったでしょうか。いくつか思い入れがある作品は、次巻発売時にレビューをしようとストックしてあります。2013年に紹介できるかもしれません。
…しかしそれにしても、前編・後編どちらも「ダ・ヴィンチ」や「書店員が選んだおすすめコミック」にランキングしないものばかりになりました。しかし、どれも面白い作品ばかりなので、正月休みに、ちょっと探して読んでみていただければうれしいです。
山崎のコミック書架はこちら。
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