2013年ルーミーの初投稿は“Auld Lang Syne(蛍の光)”です。
日本では、紅白歌合戦などでおなじみのエンディング曲という感じですが、イギリスを中心とした英語圏では年明けに歌われることが多いのです。
日本の卒業式でも定番となっているこの曲は、 もともとイギリス北部のスコットランド民謡。世界的にはスコットランド語の “Auld Lang Syne” という名前で知られています。英訳すると”Old Long ago” つまり「遠い昔」という意味で、故郷に集まった旧友との再会を祝す歌になっています。
スコットランドのバグパイプでの演奏。スコットランドでは半ば国歌のような扱い。
こちらもスコットランドのテレビから。酒場ではこんな感じ..笑?
英BBC、新年の放送より。
故淀川長治先生おすすめ名画『素晴らしき哉、人生!』より。
the oldさんの日記から原曲の訳詞を掲載します。スコットランドの詩人のロバート・バーンズが伝承の歌詞を下敷きにして書き直したものだそうです。
Should auld acquaintance be forgot,
懐かしい友を 忘れるだろうか
And never brought to mind?
二度と 思い出さなくなるだろうか
Should auld acquaintance be forgot,
懐かしい友を 忘れるだろうか
And auld lang syne!
遠いあの日のことまでも!
For auld land syne, my dear,
友よ 遠いあの日のために
For auld lang syne,
遠いあの日のために
We’ll tak a cup of kindness yet,
変わらぬ友情に杯をあげよう
For auld lang syne!
遠いあの日のために
And surely ye’ll be your pint-stowp,
さあ、君はその盃を
And surely I’ll be mine,
僕はこの盃を
We’ll tak a cup of kindness yet,
変わらぬ友情に杯をあげよう
For auld lang syne!
遠いあの日のために
(Repeat)
We twa hae run about the braes,
丘のふもとを駆け
And pou’d the gowans fine,
ひなぎくを摘んだね
But we’ve wander’d monie a weary fit,
やがて、苦しい旅が始まった
Sin auld lang syne.
遠いあの日から
(Repeat)
We twa hae paidl’d in the burn
小川で遊んだこともある
Frae morning sun till dine,
朝から昼までずっと
But seas between us braid hae roar’d
今では、二人を広い海が隔ててしまった
Sin auld lang syne.
遠いあの日から
(Repeat)
And there’s a hand, my trusty fere!
誠実な友よ この手をとって
And gie’s a hand o’ thine!
そして 君の手を私に
And we’ll tak’ a right gude-willie waught,
心ゆくまで 友情の杯を重ねよう
For auld lang syne.
遠いあの日のために
スコットランドでは、バグパイプの演奏にあわせて、皆が肩を組んで歌います。「蛍の光」も思い出に残る歌詞ですが、こちらも素敵ですね。惜別の歌というよりも、新しい人生を前向きに生きていこうとするニュアンスを感じます。
というわけで今年もルーミーは、毎日をHAPPYに暮らせて、生活に彩りを与える情報を世界中から集めてお届けします。最後は景気よくマライア・キャリーバージョンの“Auld Lang Syne(蛍の光)”で!
今年もよろしくるみー。
[アメリカでがんばりましょう]
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