フランス人の写真家のMaia Floreさんの言葉です。
Floreさんは多忙で移動も多く、ホテル暮らしの日々をおくっています。去年1年間に彼女が訪れたスイス、モナコ、スペイン、フィンランド、そして南仏のホテルで、彼女自身を被写体とした写真たち。曜日ごとに彼女の気持ちをホテルのベッドの上で表現した、とても興味深いプロジェクトです。
毎日の移動でホテルも日替わり。精神的にもなかなか落ち着かず、彼女の見る夢は変なものばかり。朝起きるとすっかり夢と現実の狭間で混乱してしまうのだそう。
そこで自分が現実に戻り、見失ってしまった自分自身を見つけるために、まるで儀式のように朝のホテルでの気分を写真に収め始めたそうです。
人なのか、布団なのか、枕なのか、それともクッションなのか。オブジェクトがはっきりしないところが、Floreさんがみる夢と現実の狭間を表している気がします。
エキサイトしていたり、寂しかったり、わくわくしたり、ときにはどんな感情かわからなかったり。その一瞬の気分を否定することなく、自然な形で現実に表現していく。まるで少女のような、Floreさんの純粋さが表れたプロジェクトです。続きは以下のサイトからお楽しみください。
Monday and Other Morning Sculptures [The New Yorker][Maia Flore]