お鍋ひとつとコンロでできる!
今回ご紹介するのは、簡単でおいしい「とろとろ焼きりんご」。しかもオーブンを使わず、代わりにル・クルーゼの定番ココット・ロンドを使ってコンロで作ります。色は期間限定のマルセイユブルー。男性にもピッタリの青空のように鮮やかなブルーです。
ココット・ロンド歴6年目の筆者もこの「とろとろ焼きりんご」をよく作ります。鍋に厚みがあるので、まるでオーブンのように熱で包み込んでりんごを「蒸し煮」状態になるのがポイント。ということで、ココット・ロンドさえあれば、おうちにオーブンがなくても「とろとろ焼きりんご」が作れるというわけです。
さてさて、それでは実際に作っていきましょう。
【材料】(3人分)
・りんご(3個)*紅玉がオススメ
・レーズン(20粒〜30粒程度)*ラムレーズンでもいい感じ
・バター(大さじ3)
・砂糖(大さじ3)
・シナモンパウダー(適量)
・ラム酒(適量)
・シナモンスティック(3本)
・サラダ油(適量)
・アイスクリーム(適量)*盛りつけ用
・ココアパウダー(適量)*盛りつけ用
・ミントの葉(3枚)*盛りつけ用
りんごは酸味が程よく残る紅玉がオススメ。今回使用する20cmのココット・ロンドは、りんご3つがピッタリくるサイズです。
それでは、まず最初にナイフを使ってりんごの芯を取り除いていきます。
使用商品:カッティング・ボード
上から芯をくり抜いたら、バターナイフやスプーンなどを使って種をグリグリと取り除いていきます。このとき、穴を下まで貫通させないように注意すること。3つとも取り除けばりんごの下準備は完了です。
次にこの穴の中に砂糖、レーズンを詰め込んでいきます。その際、シナモンもたっぷりと穴の中へ振りかけておきます。上からラム酒を適量垂らし、最後にキューブ上にカットしたバター、シナモンスティックを差し込めば準備は完了。
鍋にはあらかじめサラダ油を塗ってあります。そうすることで水分不足による空焚きを防ぎ、内側のホーロー加工を痛めません。
鍋にふたをしたら火にかけて待つだけ。火にかける時間は弱火で40分ほど。サラダ油と少量の調味料、そしてりんごから出てくる水分だけで蒸し煮にしていくため、熱気を逃さないようできるだけふたは開けないこと。
とはいっても、実際には気になるところ。というわけで、火をかけて15分ぐらいたった鍋の中をこっそり覗いてみましょう。
ふわっと漂うシナモンとバターの香りでなんとも幸せな気分に。りんごもかなり汗をかいてきています。このとき、ラム酒を少しだけ垂らしてすばやくふたを閉めます。これでりんごにラム酒の香りがついてさらにおいしくなりますよ。
そして、ここからさらに25分ほど火にかければ完成。
砂糖やバターが溶け出し、鍋の中は芳ばしい香りに。りんごの形が崩れてしまう少し手前ぐらいがいい頃合いです。このままアツアツのりんごを頬張ってもおいしいのですが、今回は少し豪華に盛りつけをしてみましょう。
まず、お皿に取り出した焼きりんごの上にアイスクリームを乗せ、ココアパウダー、シナモンパウダーを振りかけます。お好みでハチミツを回しかけ、最後にミントの葉をちょこっとのせれば「とろとろ焼きりんご」の完成です。
使用商品:トリベット、ラウンド・プレート・LC23cm
中にはレーズンたっぷり! りんごもホックホク!
紅玉の酸味とアイスクリームの甘さが絶妙にマッチ。ラム酒やシナモンの香りを身にまとったりんごの皮がまたウマい!
そして、少し冷ましてから食べてもおいしいのがこの焼きりんご。時間が経てばりんごの中に味が染み込んでさらに味わい深くなります。
大きなオーブンがなくたって、ココット・ロンドがあればこんな「とろとろ焼きりんご」が簡単に作れちゃいます。直火にもIHにも対応してますよ。お値段は2万7000円。料理は苦手という人にこそぜひ使ってみてほしい鍋です。