ビールで煮込むってどういうこと?
今回ご紹介するレシピは、お肉も野菜もたっぷり食べられる「鶏肉と玉ねぎとキャベツのビール煮」。実はビールの炭酸とアルコールの働きで、お肉が短時間でやわらかく煮えるんです。ビールは炭酸が抜けていてもOKなので、前日の飲み残しも有効活用できちゃいます。
それにしても、ビール煮っていったいどんな味なんでしょう…?
今回使用したのは、ル・クルーゼ社の「ココット・ロンド」。鉄の厚みによってムラなく熱が回り、食材のうまみを閉じ込めるので、煮込み料理にも最適です。
サイズは直径20cmで、基本的に2~3人分を作るのにちょうどいいサイズ。
そしてこの人目を引くオレンジ色。ル・クルーゼといえばこの色! という人もいるかもしれません。発色がいいオレンジでありながら、グラデーションがかかっていて落ち着いた品格もあります。
今回「鶏肉と玉ねぎとキャベツのビール煮」を紹介していただいたのは、人気ブログ「あさこ食堂」でもおなじみ、シラサカアサコさん。「楽ちんでたのしいごはんづくり」がテーマの「あさこ食堂」には、気軽に作れるレシピとおいしいヒントがたくさんつまっています。
シラサカさんいわく「使うお鍋次第で、料理の仕上がりが全然変わるんですよ」とのこと。
ではさっそく、レシピをみていきます。
【材料】(20cmのココット・ロンドひとつ分)
・鶏もも肉(800g)
・塩(小さじ1)
・玉ねぎ(2個)
・キャベツ(1/2個)
・ニンニク(2片)
・ビール(350ml)
・ローリエ(2枚)
・黒こしょう(適量)
・オリーブオイル(大さじ2)
・粉チーズ(適量)
【作り方】
使用商品:カッティング・ボード
玉ねぎは薄切りに、キャベツはざく切り、ニンニクはみじん切りに、鶏肉は一口大に切っておきます。
ココット・ロンドにオリーブオイル大さじ2とニンニクのみじん切りを入れて中火にかけます。そして、香りがたったら玉ねぎと塩ひとつまみを入れて、しんなりするまで炒めます。玉ねぎは塩を加えて炒めると、水分が出て早く炒めることができます。
フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて中火にかけ、鶏肉の皮を下にしてならべます。そして、塩小さじ1、こしょうをふって両面こんがり焼きます。一度フライパンに入れたら、焼き目がつくまでそのままに。無用に何度もひっくり返したり肉を触ると、肉汁が出てパサついてしまいます。
使用商品:TNS フライパン
もうひとつのポイントは、鶏肉から出たあぶらをキッチンペーパーで拭き取ること。そうすることで、皮がパリッと焼き上がり、風味がよくなります。
ここでいよいよビールが登場! 焼いた鶏肉とビール、ローリエを入れて、フタをしないで弱火で45分、コトコト煮込みます。
煮ている間にビールのアルコールはすっかり飛んでしまいます。今回はラガービールで作りましたが、ビール次第で味も変わるそうなので、ビールはお好みのものを選んでください。さて、どんな味になるのでしょう…?
鶏肉がやわらかく煮えたら、キャベツを加えフタをして10分煮込みます。
火を消してそのまま20分おいて、予熱で火を通します。これも保温性に優れるココット・ロンドだからこそなせるワザ。
食べるときは温めなおして、粉チーズと黒こしょうをかけて出来上がり! お好みでパセリをふってもいいです。
使用商品:マルチボール、カッティング・ボード
ビールの効果ってすごいです。鶏肉はホロっと崩れるほどのやわらかさ。キャベツと玉ねぎも甘みが増してトロトロに煮えました。ビールの香りがほんのり残って、あっさりしながらもビールの苦さがコクになってます。これはやみつきになる味…!
そして、シラサカさんイチオシのアレンジは、翌日にカレーにすること。お鍋にそのままルーを入れるだけで、おいしいカレーが完成するそうですよ。これは試すしかないですね。
使用商品:トリベット、マルチボール
シラサカさんはこのココット・ロンドで「和風煮込みお麩ハンバーグ」も作ったそうです。内側の色がうすいベージュで、鍋の中の出汁やスープの色の変化が分かりやすいので、和食を作るのにも最適なんだとか。そして、保温性が高く油の温度を一定に保つので、揚げ物鍋としても適しているそうですよ。ガス、IH、食洗機、オーブンOKという、順応性もうれしい。
「機能性が高いアイテムを使うことで、自然と料理の腕前があがるんです」と、シラサカさんからもお墨付きのココット・ロンド(20cm)。お値段は2万7000円。お料理好きの方にも、ビギナーの方にもぜひオススメしたいアイテムです。
[ル・クルーゼ]