Photographed by 山田洋路
レーザー加工機を使ってオリジナル作品を作りたいけど、使い方をマスターするのも作業スペースを確保するのも大変そう。でも、machi-yaでプロジェクトを展開中のレーザー加工機「Spider A1」なら、そうした問題とは無縁です。
長さ376mmのスリムなボディに、切断、彫刻、描画といった多彩な機能を凝縮。
初心者からプロまでに対応したレーザー加工機があれば、アイデア次第で自由な創作活動が楽しめそうです。
さっそく「Spider A1」をお借りし、数々のメリットをチェックしてみました。
使い始めるまでが早い
使ってみてまず驚いたのは、「Spider A1」のセットアップの簡単さです。2つ折りになったコンパクトなボディを展開し、レーザーヘッドを差し込むだけでレーザー加工機が完成。あとは、付属のUSBケーブルでパソコンと繋いで電源を入れるだけで、レーザー加工の準備が整います。
これならたしかに初心者にも抵抗感なく使えるかも。レーザー加工の世界がずっと身近になりました。イベントなどに持ち出せるほどコンパクトなサイズ感にもかかわらず、彫刻可能なエリアは200×200mmと広いのも嬉しいです。
今回は、フリーで使えるレーザー加工ソフト、「LaserGRBL」で彫刻と描画を試してみました。シンプルに操作できるLaserGRBLと「Spider A1」の組み合わせは相性ぴったり。
レーザー加工ソフトの代表格「LightBurn」にも対応していますので、より作り込みたいときにはこちらを活用する手もあります。
彫刻がスムーズ
実際に彫刻を開始してみると、動作が安定してるので見ていて安心です。安心といえば、「Spider A1」には傾きを検知して自動で動作をストップするチルトリセット機能も搭載。
レーザーを出力す加工機は転倒が心配ですが、「Spider A1」は万が一子どもがデスクにぶつかってきてもトラブルがないようにできているんです。
彫刻対象の素材が幅広いのも「Spider A1」の魅力。木やレザー、アクリル、金属、クラフトペーパーといった一般的なものすべてに対応しています(切断に関しては金属非対応)。
精度テスト画像を彫刻してみたところ、木製ボードやレザーシートに精緻な模様がプリントできました。
線画やアクリル彫刻にも対応
さらには線画も作成可能。オプションの線画モジュールさえあれば、自宅にあるペンを挿し込んで使えるので、細かなイラストを制作したいときなんかにお役立ちです。
ペンを差し替えつつカラーを描き分けることで、かなり複雑なイラストにも挑戦できるみたい。また、画モジュールに線画彫刻ペンを差し込めば、アクリル彫刻も作成可能です。
美しい作品例やレーザー加工機のスペック詳細が、プロジェクトのWebページでご覧いただけます。レーザー加工を始めたいという方におススメの手軽な選択肢。コンパクトで操作が簡単な「Spider A1」を、お得なこの機会に導入してみてはいかがでしょう。
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