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1万円以下だけどやたらと高評価なの、なんで? EarFunのヘッドホンを実際に試して分かったこと

2024/06/01 11:30 投稿

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商品提供:EarFun ファッションアイテムとしても取り入れやすいオーディオアイテムの筆頭格、ワイヤレスヘッドホン。

人気が高まっているのは感じつつも、ノイキャンや音質を求め始めるとすぐ数万円するモデルに行きつく……なんてこともざらにあり、なかなか手を出しにくいジャンルでもありますよね。

今回試す機会をもらったEarFunの「Wave Pro」は、そんなコスト面に光明を当てたモデル。ワイヤレスヘッドホンデビューにもってこいな性能に仕上がっていましたよ~!

1万円以下の「高コスパワイヤレスヘッドホン」

EarFun「Wave Pro」 9,990円(税込)

「Wave Pro」は、ここ数年で急速に知名度を上げきた新進気鋭のオーディオブランドEarFunが発売する、同ブランド初のワイヤレスヘッドホン。

以前にワイヤレスイヤホンの「Air Pro 3」をレビューしましたが、そのときもリーズナブルな価格と反比例する高い機能性に驚かされたので、今回も期待していました。

ボディは落ち着いたマットグレーでシンプルなデザイン。

高価格なワイヤレスヘッドホンの場合、ボディやバンドにアルミやリアルレザーが使われることもありますが、こちらは全体的にプラスチック感強めで、主張強めなロゴの光沢感は価格相応といった印象。

ただ、前述した通り装飾のすくないシンプルデザインなため、悪目立ちせずどんなコーディネートにも馴染んでくれると思います。

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気になる機能性は?

EarFunのオーディオデバイスのすごいところは低価格でありながら、機能性が高いところ。「Wave Pro」も数あるハイエンドモデルに肉薄するほどの性能があります。

特徴的なカタログスペックをざっと書き出してみると以下の通り。

LDAC対応 -45dBのアクティブノイズキャンセリング 40mm大口径ドライバー搭載 連続再生80時間 5分の充電で5時間再生可能 55msの低遅延ゲームモード マルチポイント機能を搭載(LADC非接続時) 外音取り込み機能 専用アプリ「EarFun Audio」対応

4、5万円くらいの価格帯のモデルと比べてもそこまで見劣りしないような充実ぶりだと思います。

1万円以下でありながら、しっかりしたハードケースが付属されていたのにも驚きました。

耳周り全体を覆ってくれる装着感

ワイヤレスヘッドホンをチェックするうえで、個人的に重要視しているのが“装着感”。どんなに良いヘッドホンでも、装着感が悪いと使ううちに脳が痛くなってくることもあるため、見過ごせないポイントです。

その点「Wave Pro」はかなり優秀でした。

本体重量は268gと、超軽量!というわけではありませんが、装着感は非常に良好で、集中している時などはつけているのを忘れることも何度かありました。

耳を覆うイヤーパッドと脳天に当たる部分は超モッチモチ。どこか一点に重さが集中することなく、接地面全体に重さが分散されているような感覚です。

このモチモチなイヤーパッドのおかげで、メガネをかけた状態でも痛みや違和感が発生しなかったのも、メガネユーザー的には高ポイント。

伸縮するスライダーの動きもスムーズで、自分の頭の大きさにぴったり合わせられました。

頭と一体化するかのようで、移動中にブレることもなく、長時間装着していても疲れににくいのがとても嬉しかったです。

肝心な音とノイキャンは?

低音強めな迫力ある音を出しつつも、中音域から高音域の鳴り方も全然悪くありません。ボーカルラインもくっきり出るので、個人的にはJ-POPやロックといった音楽と相性がいいと感じました。

人の声が聴きやすいため、ドラマやアニメ、映画の鑑賞にも使えるようなオールラウンダーといったところ。

とはいえ高価格なハイエンドモデルと比較すると、低・中・高音域のすべてにおいて音の粒が若干荒く、それぞれの解像度がやや劣っているように感じたのも正直なところ。

「上質な音か?」と聞かれた首をまっすぐ縦に振るのは難しいものの、1万円以下であることを考えれば十分すぎる品質かと。そこまで音質にこだわらないなら全然気にならないと思います。

周りの雑音をかき消してくれるノイズキャンセリング機能もチェック。メーカー公表では-45dBまでのノイズ低減をしてくれるそうですが、実際使ってみると強すぎず弱すぎずなレベル。

電車やオフィスで近くにいる人が何かを話しているのはわかるけど、その内容までは聞こえてこないって感じでした。ノイキャンが強すぎると耳が詰まったような違和感が出やすいため、個人的にはこのくらいが好みですね。

ストレスを感じない操作性

操作ボタンがタッチ式ではなく、物理ボタンだったことにグッときました!

「これが音量ボタンでこれが電源ボタンか」と手の感覚だけでわかるのがいいんですよね。いちいち目視する必要がないのってかなり快適です。

タッチ式の場合、ハイテク感はあるものの操作できたのか不安になることも多々あるため、やっぱり物理ボタンが使いやすいと感じました。

専用アプリでさまざまな設定をすることも可能。

3段階でのノイズキャンセリングの強度設定・ゲームモードの切り替え・音の傾向を変えられるイコライザー設定・ボタンの割り振り設定・マルチポイントの設定など。

イコライザーで自分の好きな音質に設定できるのはいいですね。「この音楽を聴くときは高音をちょっと強くして、アクション映画を見るときは低音を強くてして迫力を出そう」なんてカスタマイズもできますからね。

左:プリセット 右:カスタムイコライザー

音質にはデフォルトでいくつかのパターンが用意されていて、気になるものを1タップするだけなのでかんたんです。

自分の好きな音質を探し出せれば、このヘッドホンを使ってのサウンド体験がより一層楽しめるのではないでしょうか。

ヘッドホンデビューにぜひおすすめした1台

設定にもよりますが、最大80時間の連続再生が可能なロングバッテリーも魅力のひとつ。5分の充電で約5時間再生できる急速充電にも対応しているため、出かける前にバッテリー切れで絶望する、なんて悲劇も起きにくい。

マイク音質もそれなりに良好で、オンライン会議でも十分使えるレベルでした。

折りたたんでコンパクトに

これだけの充実した機能性が揃って1万円以下。Amazonなどのセール時であれば7,000円台で買えてしまうことも珍しくありません。

出費を抑えつつ、ヘッドホンデビューしたい人には最適と言えるモデルだと思いました!ヘッドホン特有の音の広がりを体験してみたいなら、ぜひ手にとってもらいたい1台ですよ~。

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