オーディオの困ったところです。
現在使用中で、以前にROOMIEでも紹介したヘッドホンアンプ。
6mmのヘッドホン端子を利用していますが、その下にもうひとつ、4.4mmのバランス接続用の端子があります。
購入してから1年間未使用だった「この端子」を使ってみようと思いました。
バランス接続ってな〜に?
ヘッドホン(や、イヤホン 以下略)は、左右に小さなスピーカーが入っています。
このスピーカーをドライブしているのがアンプで、スマホやゲーム機にも小型のアンプが内蔵されています。
アンプとヘッドホンは通常3本のラインで接続されています。
「えー、1本しかないよ」と思った人、その1本のケーブルの中に3本のラインが入っているので安心してください。
ラインを流れているのは交流なので、実際は少し複雑なのですが。
超ザックリ言うと、アンプからヘッドホンのスピーカーまでは左右それぞれ1本のラインを使い、下りのライン(Grand)は、左右で1本のラインを共有していて、合計3本となります。
その接続方法を上りと下りで本数が異なるので、アンバランス接続と言います。
これに対して、下りも共有せず左右それぞれ2本で合計4本のラインを使うのが、バランス接続です。
okcsc TCHD518 ヘッドホンケーブル イヤホン・ヘッドホン用 SENNHEISER用 HD598・HD558・HD518・HD598 Cs・HD599に適合 OFC 4芯 長さ2.0m 4.4mm 1,830円 Amazonで見るPR 1,715円 楽天で見る
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!function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.head.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")
できるなら試してみたくなる
バランス接続をするとノイズが出にくいと言われていますが、アンプの構造も異なります。
これも超ザックリ言うと、アンバランス接続ならアンプの構造を簡略化できるようです。
そのような経緯で、ほとんどのヘッドホンがアンバランス接続になっています。
(アンバランス接続でも音質に拘ったヘッドホンやアンプもありますが、ザックリの一般論ということでご理解ください。)
使っている「FiiO K7」は、アンバランスとバランスの2系統の接続ができますが、カタログやWebの情報を読むと、バランス接続に注力して作られているようです。
そして私が仕様しているヘッドホン(HD599)もケーブルを交換することで、バランス接続が可能です。
これは、試さないとなりませんね。
バランス接続用のケーブル探し
アンプ側の端子が4.4mmのHD599用バランス接続ケーブルを探します。
ゼンハイザーの純正品や馴染みのある国産ケーブルブランドの製品もあったらしいのですが、見つかりません。
海外ブランドの品が数点見つかりました、その中から選んだのは「okcsc TCDH518」。
導体は高純度無酸素鋼(OFC)4芯、ケーブルの太さは5mmで表面がナイロン編み、接続プラグは24Kメッキ。
低価格ですが、音質を重視した作りです。
それでは早速!
ヘッドホンのケーブルを交換して、バランス接続用の端子に接続しましょう。
実際に聴いてみた感想は
音が明確に変わります、パワフルで熱い音になりました。
少し離れたところで演奏していたバンドが、ググッと近付いて来た感覚。
アンバランス接続のままケーブルを変えただけでも音が変わったりするので、この変化にはバランス接続に変えた効果と、ケーブルの変更による効果が合わさったものです。
ケーブルについてですが、長さも、太さも、硬さもちょうど良くて、扱いやすいケーブルです。
バランス接続することでいつも愛用している「FiiO K7」や「HD599」が、本来の実力を発揮し始めたような気がしました。
1年以上使って来たアンプとヘッドホンに、こんな未知の領域が存在しているとは。
PCをメインにしたミニマムなセットでも、オーディオ沼はどこまでも深いものです。
もちろん音の世界は、自己満足なものですが、私はバランス接続で使います。
バランス接続が可能なアンプやヘッドホンを持っていて、使っていない人は、ぜひ試してください。
きっと新しい世界が拡がると思います。
バランス接続が可能な機器を持っていない人、FiiO K7、okcsc TCDH518がオススメですよ。
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