あまりの運動不足とインドアっぷりに危機感を感じ、最近は朝に散歩かランニングをするようにしています。

モチベーション維持のため、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴きたいところですが、優秀すぎるノイキャンのせいでちょっと怖い思いをしたことも……。

周りの音をひろえないのは、ただ歩いているだけだとしてもやっぱり危ないんですよね。車が通る道なんてとくに。

そこをなんとか改善しようと購入したのが「オープン型のワイヤレスイヤホン」。これが想像以上に使いやすくて、運動していない時もヘビロテしています!

オープンイヤー型ってなに…?

JBL「SOUNDGEAR SENSE」 22,000円(税込)

数あるオープンイヤー型イヤホンの中からチョイスしたのは、JBLから発売されている「JBL SOUNDGEAR SENSE」。

このモデルは耳の穴にグイッと入り込むカナル型とは異なり、耳たぶに引っかけるようにして装着するため、耳を完全に塞ぐことがありません。

そのおかげで、周囲の環境音をひろいつつ音楽も楽しめるのが最大の特徴で、運動する人に人気なのはこのため。

ケースはプラスチック製で、中央にJBLのロゴが刻印されたシンプルデザイン。

面で見るとやや大きく感じられますが、薄い設計になっているためポケットやカバンにもすんなり入ってくれて、あまりストレスは感じませんでした。

イヤホン本体もいたってシンプルなつくりで、オープンイヤー型だからといって悪目立ちすることなく、普段のファッションにもスッとなじんでくれました。

JBL SOUNDGEAR SENSE 完全ワイヤレスイヤホン/オープンイヤー/マルチポイント/IP54防水/Bluetooth5.3/耳を塞がない/音漏れ防止/ブラック/JBLSNDGEARSNSBLK 18,367円 Amazonで見てみる

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外れないけど着脱しやすいホールド感がイイ!

購入した動機が運動中に音楽を聴くためなこともあり、気になっていたのは装着感。ズレやすかったりするのは致命的です。

ドキドキしながら装着してみた感想は、「全然動かない……!」でした。ランニングにも出かけてみましたが、ズレたり落ちたりする感覚も一切なく、かなり快適。

左:最小角度 右:最大角度

かといってギュッと締め付けられている感じもありません。フックは4段階での角度調節が可能で、自分の耳に合わせてフィットさせられます。おかげで、音を流していなければイヤホンの存在を忘れそうになるくらい装着感はイイ感じです。

フックが左右にも可動することで、着脱がしやすいのもGOOD。

ちなみに僕はメガネユーザーですが、メガネをかけた状態でも耳の裏で干渉することはなく、スムーズに装着できています。

取り外しのできるネックバンドも付属されていて、落下は確実に防げるので、激しめの運動時に使いたい人は活用するのをオススメ。

音質が想像以上に優秀

2万円もするのだから、音質もシビアにチェック。もともとオープンイヤー型イヤホンは、耳とイヤホンの間にどうしても空間が生まれてしまうため、音質には期待できない印象でした。

僕自身、そこは仕方ないと割り切って購入しましたが、JBLのこのモデルは、音質もかなり優秀だったんです。

もちろんハイエンドなイヤホンと比較するとちがいはありますけど、クリアで空間的な広がりも感じられて、「オープンイヤーでここまでできるのか……」と、正直驚きました。

耳とイヤホンとの間に隙間があるオープンイヤー型イヤホンは、低音が特に抜けやすいものですが、このモデルは低音の再生力も高く、全体的にバランスのとれた印象。

中音域や高音域も鮮明で、ボーカルやセリフもクリアに聞こえるため、幅広いジャンルの音楽はもちろん、映画も十分楽しめました。

バランスがいいとはいっても、音楽にはそれぞれの好みがあると思います。ロックが好きな人もいれば、落ち着いたアンビエント系の音楽が好きな人も。

そこで活躍するのが、音の傾向をスマホアプリで設定できるイコライザー機能。このイコライザーの効きが想像以上によかったです。

低音を強めにすればロックやヒップホップの臨場感をしっかり感じられますし、高音を強めにすれば繊細な部分まで聴き取りやすくなりました。

イコライザー機能を使いこなせば自分好みの音質を実現できるので、どんな人が使っても音で後悔することはないと思いますよ。

ずっと着けておきたくなるストレスフリーさ

オープンイヤー型のイヤホンのデメリットとしてよく挙げられるのが、“音漏れ”。

前述したオープンイヤー型の構造上仕方のないことではありますが、このモデルは音漏れが少なく、カフェなどでも静かすぎない環境であれば、なんの心配もなく使用できるレベル。

JBLの独自の技術で、漏れてしまう音に対して逆の波形の音をぶつけることで、極力音漏れを防げるようになっているんだとか。逆ノイズキャンセルのようなイメージですかね。

イヤホン本体はタッチ操作も可能。タッチしたときに「ピッ」とサウンドでのフィードバックがあるので、わかりやすく直感的に、ストレスなく操作することができます。

また、オンライン会議がよくある自分にとってはマイク性能がいいのも地味にうれしかったポイントです。

正直、仕事のときに使うことは想定していなかったんですけど、オープンイヤー型でありながら非の打ち所がないので、自然と毎日使うようになりました。

じつは、ちょっと気になったところも…

めちゃいいオープンイヤー型イヤホンだということは伝わったと思うんですが、2万円もするガジェットなので、愛のムチを打たせてください……!

それは、ケースのプラスチック感。

2万円と高価な部類なんですが、テクスチャに明らかなプラスチック感があり、どうしても安っぽさを感じてしまう……。

傷もやや目立ってしまうため、長く、タフに使うにはちょっと気をつかう必要があるかも。

今回はブラックを購入しましたが、ホワイトも展開されているので、傷や指紋を目立たせたくない場合は、そちらを検討してみるのもよさそうです。

あと、個人的にはワイヤレス充電に対応していてほしかった……! 置くだけ充電の楽さを知ってしまうと、ケーブル式はちょっとわずらしく感じることも。

とはいえ、最近統一されつつあるUSB-Cでの充電ができるので、普通に使ううえでめちゃめちゃストレスを感じる、なんてことはほぼないのでご安心を。

それでも代えの効かない逸品だよ

やっぱり「JBL SOUNDGEAR SENSE」があると、車の通る場所でも怖い思いをすることもないですし、なにより音楽の力を借りて運動のモチベーションも維持できそうです。

仕事をするときはもちろん、読書をするとき、ゆっくりするとき。最近ではどんなシーンにおいても耳元には「JBL SOUNDGEAR SENSE」があって、もう愛着すら湧いてきています。

これは買ってよかった! と、個人的に自信を持って言えるアイテムです。

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