Text by 紫原もこ ライフハッカー・ジャパンより転載。
デスクワーカーにとって、電源の確保は仕事の生産性にも関わる重要な問題。壁コンセントとの距離が遠かったり、コンセントの口数が少なかったりすると、ワークスペースが制限されてしまいます。
そんなときに役に立つアイテムといえば、電源タップ。なかでもエレコムの「クリップタップ」は、コンセントを増設したい場所に挟むだけで使えるとして話題に。
2024年4月に新モデル「USB-Aポート付きクリップタップ「USB-Aポート付きクリップタップ」が登場しました。
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クリップで挟める電源タップが進化
今回発売された「USB-Aポート付きクリップタップ」は、旧機種の利便性をアップデート。3つのAC差込口付きタップに、2つのUSB-Aポートを追加しています。
これにより、スマホを手持ちのUSBケーブルで充電が可能になりました。
もちろん従来のクリップタップでも、スマホの充電器を使えば済む話。しかし、充電器を使用することで、せっかく増設したコンセントが1つふさがってしまうのがデメリットでした。
スマホは、オンオフ問わず充電する頻度が高いものの1つ。とはいえ、いちいち充電器を用意して必要に応じて抜き差しするのって、実際のところめんどうですよね。
新しい「クリップタップ」では、USB-Aポートに直接ケーブルをつなぐだけで充電スタート。AC差込口を3つとも自由に使えるうえに、電源供給とスマホの充電を同時進行できます。
かさ高い充電器がいらなくなる分、電源タップ周辺の見た目もすっきり。自宅のリビングやオフィスの共用スペースに設置しても、邪魔になりません。
ただし、USBポートの最大出力はそれぞれ12W。2ポート同時に使用した場合、合計の最大出力が12Wとなる点に注意しましょう。スマホを充電するなら、USBポートを1つだけ使用する方が短時間かつ確実にフル充電できます。
スマートに使える工夫が盛りだくさん
「クリップタップ」は名前の通り、クリップ機構を搭載しているのが大きな特徴。
たとえ電源タップを常設しにくい場所でも、クリップで簡単に付け外しできます。クリップタップを設置する際には、USB-Aポートのある面を上にしてくださいね。
使用可能な板の厚さは、約15~35mm。板との接地面はラバー仕様で、挟むものを傷つけたり、クリップタップが滑って動いたりしないように工夫されています。
また、クリップタップのAC差込口がどのように配置されているかも、注目ポイント。
2つはUSB-Aポートと同じ面にありながら、それぞれ向きが異なります。もう1つは、クリップタップの側面に。
こうやって差込口の位置を変えることで、複数のプラグや大きいプラグを並べて接続してもぶつからず、ストレスフリーに使えるわけです。
さらに、狭い場所にも接続しやすい180度スイングプラグや、柔軟でまとめやすい並行2芯線の平型コードを採用。
電源プラグがつっかえてコンセントに差し込めなかったり、コードがからまったりと、配線周りのトラブルを回避できるように考慮しています。
ちなみに、クリップタップの下グリップには直径約10mmの吊り穴が付いています。
電源タップを使わないときには、壁や机のフックに穴を引っ掛けるだけで、収納完了。わざわざ別の場所に片付けて、使用時のみ取り出す、なんて手間が省けます。
たとえば自宅では、家族が集まってそれぞれ仕事や勉強をするリビングのダイニングテーブルに。会社では、複数のデジタルデバイスを使う機会が多い会議室のテーブルに。
一時的にクリップタップを設置することで、もっとフレキシブルに活動範囲を広げられます。
どこでも安心して設置可能
電源タップとしての機能性だけでなく、安全性ももちろん大切。特に電化製品の場合、長時間コンセントに電源プラグを差し込んで放置することで発熱・発火が起こる「トラッキング現象」に注意が必要です。
クリップタップの差込口には、電源プラグが入っていない状態でほこりが侵入するのを防ぐほこりシャッターを装備。
また、耐熱性に優れた熱硬化性樹脂を使用した二重構造で、もし発熱しても融解しにくいように設計。電源プラグにも熱硬化性樹脂を使用するとともに、感電のリスクを抑える絶縁スリーブが付いています。
さらに電源コードには二重被ふくコードを採用し、断線や被ふく破れによる感電・火災を防止。これならリビングやミーティングルーム、コワーキングスペースなど、人の多い場所に電源タップを設置しても安心です。
安全第一のスタンスは旧機種から変わらず、USB-Aポートの追加でスマホユーザーのニーズをフォロー。自宅やオフィスに「USB-Aポート付きクリップタップ」を1つは常備しておくことをおすすめします。
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