新玉ねぎは辛味が少なく、生だとみずみずしい食感とさわやかな風味が楽しめ、加熱するとトロリとした柔らかさと甘みを味わうことができます。
サラダにしたりスープにしたりと料理初心者でも使いやすい新玉ねぎですが、今回はおいしい新玉ねぎの選び方とちょっと変わったアレンジレシピを紹介します。
フルーツのようなさわやかさの新玉ねぎ
新玉ねぎは通常の玉ねぎと比べて、辛味が少なくみずみずしいのが特徴。
通常の玉ねぎは保存するために収穫後に乾燥させますが、新玉ねぎは収穫後にすぐに出荷されます。そのため、新玉ねぎは水分をたっぷりと含んでおり、やわらかくておいしいのですが、傷みやすいという欠点も……。
せっかく買ったのに傷んでいた……ということがないように、しっかりとチェックしてから購入しましょう!
【ポイント1】 皮の色が白いものほど新鮮!左の皮が白い玉ねぎを選ぶと◎
玉ねぎの皮は採れたてが白いですが、放置すると乾燥してだんだんと茶色くなってきます。
新玉ねぎの白い皮は採れたての証拠。なるべく皮の色が白っぽいものを選びましょう。
【ポイント2】 白い斑点や変色がないかチェック!玉ねぎに白い斑点があるや変色がある場合は、中心部分も傷んでいる可能性があるので、避けたほうが良さそう。
腐っていたりカビが発生している新玉ねぎは、ひとまとめにしておくと他の新玉ねぎも傷みやすくなるため、早めに取り除きましょう。
【ポイント3】 シワがある=傷んでいます!新玉ねぎの表面にハリがあり、シワがないものを選びましょう。手に取れるようならぶよぶよと柔らかくなっていないものを。
特に、根と反対側の上部は鮮度が落ちてくるとハリがなくなり、シワが出やすくなります。
実際にシワのある新玉ねぎの皮をむくと変色していました。
また、新玉ねぎは通常の玉ねぎと比べてあまり日持ちがしません。購入後はシワが出たり、ぶよぶよと柔らかくなってしまう前になるべく早めに調理するのがオススメです。
フルーツのように甘くてやみつき!「新玉ねぎのジャム」
保存は冷蔵で1週間、冷凍で1ヵ月が目安
生でもおいしい新玉ねぎですが、加熱するとグッと甘みが増します。
砂糖を加えて煮詰めると、なんとコクのあるジャムに変身! パンやクラッカーにのせるだけでなく、ソテーした豚肉に添えてもおいしいですよ。
<材料(できあがり分量150g)>
新玉ねぎ…300g(大1個) グラニュー糖(砂糖でもOK)…小さじ2 酢またはレモン汁…小さじ2<つくり方>
繊維を切るようにカットするとトロッとなりオススメ
1. 新玉ねぎをスライサーなどで薄くスライスして小鍋に入れ、グラニュー糖と酢を加える。
2. 中火で10〜15分間を目安に混ぜながら加熱し、水分が飛んだらできあがり。
白ワインにぴったり!「新玉ねぎのピサラディエール風」
甘みのある新玉ねぎのジャムとアンチョビの塩味が絶品のピサラディエール風のおつまみです。
本来はじっくりと炒めた玉ねぎを使いますが、甘みのある新玉ねぎジャムを使えば簡単につくることができます。
<材料(2人分)>
新玉ねぎのジャム…40〜60g 冷凍パイシート…1枚 ブラックオリーブ…5〜6粒 アンチョビ…1〜2枚 溶き卵(照り用)…1個分(※塗ると表面がきれいに。省いてもOK)<つくり方>
「」のように切り込みを入れる
1. オーブンまたはオーブントースターを予熱しておく(約200℃)。パイシートをパッケージの表記に従って解凍し、2等分にして切り込みを入れる。
2. 新玉ねぎのジャムをのせ、細く切ったアンチョビとスライスしたブラックオリーブを乗せる。
3. パイシートの両端を折って交差し、ハケやスプーンの背で溶き卵をパイシートの表面に塗る。
4. オーブン(約200℃)または、オーブントースターで10〜15分ほど焼いてできあがり。
名脇役から主役級のおいしさに!
生でも加熱してもおいしい新玉ねぎ。まるでフルーツのようなさわやかさで、そのおいしさの虜になること間違いなしです。
また、今回紹介した新玉ねぎジャムはサンドイッチに挟んだり、カナッペに乗せても美味しくアレンジができます。新玉ねぎのしっかりとした甘みとコクがあるので、黒こしょうや粒マスタードと合わせるのもオススメですよ。
とろっとろの新玉ねぎがたまらない。殿堂入りレベルのワンパンパスタ
新玉ねぎがうまい! 白バルサミコ漬けは、宅飲みのおつまみに最高!
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