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7年間アプリでスケジュール管理をしていた僕が、紙の手帳を使い始めた理由

2024/03/22 20:30 投稿

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7年前くらいからGoogleカレンダーでスケジュール管理を行っていました。

入力しやすく、スマホでもパソコンからでも操作がしやすい。長年使う中で全く不自由は感じていなかったものの、とある手帳と出合ったことがきっかけで久しぶりに手帳を使うようになっちゃいました。

編集者のための〆切手帳

「編集者のための〆切手帳」 3,080円(税込)

今年1月から使い始めている「編集者のための〆切手帳」。編集・執筆の仕事をしていることもあり、名前に惹かれた部分は大きかったように感じます。

2023年11月~2025年3月までの手帳となっており、春頃から使ったとしても長く使えるのが魅力の1冊です。

この手帳が生まれたのは、いつも〆切に追われている編集者が「もう2度と〆切に遅れたくない」と思ったことがきっかけなのだそう。

どんな仕事もそうかと思いますが、〆切に追われ続けるのって精神的にしんどいですよね……。特に編集や執筆、音楽の仕事をしていると、複数の案件が重なって何かと〆切ギリギリの提出になってしまいがち。

この手帳を使うだけでどれだけ仕事を効率化できるのか。1月からこの3月まで、約2ヶ月使ってみた使用感をご紹介します。

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年間スケジュールで1年の大枠を

この手帳が一般的な手帳と異なるのは、年間スケジュールと週間スケジュールとで記入する場所が分かれている点。

週間スケジュールのみだと、目の前のことに必死になりすぎて先のプロジェクトのことを考えられなくなりそうですが、年間スケジュールがあるおかげで1年間の予定を俯瞰して見ることができます。

依頼されているプロジェクトや、自分がこれから進めていきたいプロジェクト。まずは現状決まっているものを、年間スケジュールに書き込んでいきましょう。

わかっている範囲で実際に予定を入れてみました。しかし、ただスケジュールを入れるだけではなく、各プロジェクトに対する〆切も設定することが大切! 具体的な〆切に落とし込むことで週間スケジュールも立てやすくなりますし、余裕を持って〆切を設定することで突発的な依頼にも対応しやすくなります。

また、これまでは漠然と「忙しい1年になりそうだな〜」と思っていたのですが、実際に〆切まで設定してみると、「何月が忙しくて、何月は余裕がある」というスケジュールの余白が明確になったのも嬉しい発見でした。

週間スケジュールに落とし込む

年間スケジュールが具体的になったところで、週間スケジュールを組んでいきます。

具体的な書き方は、以下の手順です。

・今週進めるプロジェクトを左下の枠に列挙する
・プロジェクトの予定(タスクなど)を横軸に書いていく
・タスクから逆算して、スケジュールを立てていく

これ、実際に書いてみると2時間くらいかかるんですよね。今週進めるプロジェクトのリストアップと、それに伴うタスクの整理。それでもって、各タスクにどれだけの時間が必要かの洗い出し……。じっくり考えながらスケジュールを組んでいると、これまでいかに漠然と時間を使っていたか、気付かされます。

クリアしたタスクは、赤ペンで丸をつけるようにしています。その方が達成感があってうれしい。

年間スケジュールと同様に、やるべきことから逆算して書き進めることでスケジュールの余白が見えてきます。その余白に別のタスクをどんどんねじ込むのもアリですが、趣味や休憩の時間として記入していくのもアリです。

たとえば、やりたかったゲームをプレイするとか、行きたかったお店に行くとか。忙しいときって、プライベートの時間を設けることに罪悪感を感じてしまいがちですが、スケジュールの余白が見えてきたことで、遠慮なく趣味の時間も楽しめるようになりました。

やるべきことは、スケジュールを守るだけ。趣味の時間を設けたとしても、毎日のスケジュール通りに動くだけで勝手に仕事が終わっていくので、同時進行で複数の仕事を進めやすくなりました。

また、スケジュールを細かく立てる前は常に追われている感覚があったのですが、紙に書き出して具体化していくことで“仕事の終わり”が明確になったのも、この手帳を使ってよかったと感じるポイントです。

フリーランスで働いていると始業も終業もないので、メリハリって本当大事!

予定を守れなくても自分を責めないこと

スケジュールを立てるのに2時間くらいかかると先述した通り、手帳に細かく記入していくのは大変です。まして突発的な予定変更があった場合には書き直さなければならないし、Googleカレンダーでの管理と比べて、正直面倒に感じてしまう部分もあります。

しかし、それだけ丁寧にスケジュールを組むからこそ、「どうしても守らなければ!」という気持ちになるのも事実。デジタルによるスケジュール管理では、味わうことのできなかった感覚でした。

ToDoリストや自由メモとして使える白紙のページも付属しています。

とはいっても、です。体調不良でどうしても予定通りに進められないときや、急な依頼が重なって予定変更をしなければならないとき。生きているといろんなことがあります(僕も3月頭はコロナに罹ってしまい、頑張って組んだスケジュールを全く守れませんでした)。

スケジュールを守ることが基本の手帳ではありますが、万が一守れなかったとしても自分を責めないことも同じくらい大切です。そうしてしまうと続けるのが辛くなってしまうので、この手帳を使ううえで自分へのやさしさも持っておくべきだと感じました。

なんでもかんでも「○○しなければならない」みたいな気持ちで生きていくのは息苦しいですからね〜。

確実かつ無理なく仕事を進められるようになった

約2ヶ月間この手帳を使ってみて、明らかに仕事の効率が変わったことを実感しています。

複数の案件を抱えていても焦らなくなったというか。〆切直前の徹夜をすることもなくなりましたし、気持ちの面でも余裕が生まれました。

手帳の帯に「これでダメならあきらめよ」の一文が。実際に使ってみると本当にその通りだと感じました。

スケジュールを守るだけで、気づいたらやるべきことが終わっている。じっくり考えてスケジュールを組むのは大変ですが、もう僕はこれを使う前の生活には戻れないと思います。2025年版も発売されたら必ず購入する予定です。

また「編集者のための〆切手帳」という名前ではあるものの、筋トレや読書、習いごとなど。プライベートな予定を確実に進めていきたいときにもバッチリ活用できるので「何かしら進めていきたいことがある」人には間違いなくフィットする1冊だと感じています。

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このスケジュール帳とセットで持ち歩いているのがコレ

ToDo管理の正解は、無印良品の新作「ロール付箋紙」でした!

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