Photographed by junior
家が買えるぐらいの装備に手が届くとは……。
高級時計の世界は奥が深く、製造に手間がかかる複雑機構のトゥールビヨンなどは1本で数千万円という価格になることも。一方、技術進化で手が届くトゥールビヨンも多数登場しています。
そこで今回は、高級感・品質・価格のバランスに優れたドイツブランド「WALDHOFF」の新作「THE QUANTUM」で高級時計デビューしてみたレポートをお届けします。
新年から新生活時期には時計を買い替える人も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!
メカニカル感と美しさが融合
こちらが新作「THE QUANTUM」。直線と曲線のパーツがぎっしりと詰まり、エンジンの内部のようなメカメカしさもクールですが、
シースルーケースなので光を通すと表情が一変。メカニカルな印象は残しつつも美しさが感じられます。
筆者が普段使うApple Watchはツールとしての便利さと美しさがありますが、フルメカニカルな「THE QUANTUM」にはアート的な感動がありますね。
動力はもちろんゼンマイ式。リューズを巻くことでパワーリザーブされます。
回転するトゥールビヨン機構はなんとも言えない趣(おもむき)がありますね。耳を澄ますと“チチチチチチ”という機械音も心地良く、ずっと眺められそうな気持ちになりました。
十分すぎる高級さ
著名ブランドのトゥールビヨンと比べて遥かに安価な「THE QUANTUM」ですが、素材などに妥協は感じられません。
風防は高級時計では定番のサファイアガラスが用いられているほか、時針もダイヤモンドカットが施されており、細部まで抜かりなく仕上げられていると思います。
ステンレススチール製ケースはほどよい厚み。
存在感や重厚感はしっかりありますが、装着すると腕なじみも良く、細腕な筆者でもフィット感は高かったです。
組み合わされるカーフスキンのレザーベルトも遊び心があって気に入ったポイントのひとつでした。
気分を高めてくれる1本かも
PC作業中などは外してデスクに置いていましたが、眺めているだけでも気持ちが少しずつ満たされますね。
腕に通すと気持ちもパリッとするので、リラックスと行動モードのスイッチみたいな感覚でした。
機能を考えればApple Watchをはじめとするスマートウォッチに及びません。ただ、潔く限られた機能が美しく仕上げられているところに魅力を感じています。
筆者はカメラも嗜みますが、デジタル全盛の昨今でもフィルムカメラが愛される理由に通じるところがあるのかもしれません。
格安といっても20万円台の「THE QUANTUM」ですが、スマホも20万円超の機種があるので、長く使える最初の高級時計としては十分お値打ちかと!
クオリティやデザインに抜かり無しなお値打ちトゥールビヨン搭載機械式腕時計「THE QUANTUM」は現在、クラウドファンディングサイトmachi-yaにてキャンペーンを実施中。
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