※本記事は2022年2月11日に公開された記事の再掲載です。
Text and Photographed by 安藤秀通 洗面所の収納が少ない問題。

賃貸物件にお住まいの方には多い悩みかもしれません。洗面台の下に収納する空間が少しあるくらいでうまく活用できなかったり、デッドスペースが生まれてしまったり……。

いろいろ試行錯誤した結果、我が家では無印良品のいくつかの収納にたどり着いたので、我が家の収納方法をお伝えするとともに、スッキリとした状態を維持するコツもご紹介します。

まず洗濯動線が大事!

私は整理収納アドバイザーとして活動していますが、お客様からのご相談で多いのが「洗面所周りの収納」。

たとえば……

タオルやバスタオル、下着、ハンカチ、靴下など、洗面所に収納したほうが良い? それとも別の部屋にあるクローゼットやタンス?

洗面所にスペースがないからどうにか収納場所を作りたい……。

など、さまざまなお悩みをご相談いただきます。

どこに収納したら良いのか? その決め手になるのは“洗濯動線”です。

「タオルはここ、下着はここ」といった決まりがあるわけではなく、そのおうちの洗濯動線に適した場所に収納するのが◎。

洗濯して干す、乾いたらしまう、その動線のどこか(必ず通る場所)に収納を作ることが大切です。洗濯した後の衣類をしまう場所が離れていたりバラバラだったりすると、しまうのが大変でついついソファや座布団の上など仮置きできる場所に放置してしまう原因になります。そしてそこからそのまま着るなんてことも……。

収納する場所は必ず動線を意識して、なるべく近い場所にするのがおすすめです。

我が家の場合は、乾燥までした洗濯物を洗濯機の上で畳み、そのまま洗面所内の収納場所に収めます。

振り返ればすぐに収納できる最短の動線にしているので、とても快適です。

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ちなみに、普段の様子はこんなかんじ!

何を入れるか決めてから収納アイテムを揃える

そして、よくある間違いが“収納アイテムを先に買ってしまう”こと。

事前に収納アイテムを用意してしまうと、入れたいものが入りきらなかったり、逆に収納が余ってしまったりということが起きます。

何をどれくらい収納したいかを決めて、スペースに合う収納を探すことが重要です。

我が家の場合はタオルの枚数が20枚なので、タオルを立てて収納するとちょうど10枚入る無印良品の「ステンレスワイヤーバスケット」を使用しています。

タオルをどれくらい使用しているか一目瞭然なのもお気に入りのポイントです。

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そして、洗面台下のスペースには無印良品の「ポリプロピレンケース 引出式」を採用。洗面所下のスペースにぴったりだったのです。

そのうえ、靴下やハンカチ、下着等の細かいモノの分類に適しています。

引き出しごとにハンカチや靴下、下着、と何をどこに入れるかを決めて収納しているので、迷いなく収納できるうえに探しやすくなっています。

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収納を維持するコツは“無理をしないこと”“不要なモノを手放すこと”

収納を決めるときにやってしまいがちなのが、美しさを重視し過ぎてしまうこと。

たしかにいつも見える場所であれば見た目も大事ですが、引き出し内など見えない場所であれば、もう少しハードルを落としても良いかも。

無理せずにスムーズに楽に収納できるシステムを作っていけば、収納を維持しやすくなります。

畳やすい下着やタオル、ハンカチ類は我が家も畳んでいますが、個人的に畳むのが面倒に感じるトップス、ボトムスはクローゼットに掛ける収納を採用しています。

家事は毎日のこと。

無理をせず、継続していけるやり方を選んでいきましょう。

そして、不要なモノを手放すことも大事!

衣類収納であれば、例えばその洋服を着て出かけたいか?

好きな人に会えるか? 気分が上がるか?

着心地や見た目など何か我慢している点はないか? 生地が傷んでいないか?

1つでも当てはまる点があれば見直しのチャンスかもしれません。お気に入りの洋服を厳選して気分の上がる収納を作ってみましょう!

最適な収納と最適な導線を

洗面所収納はスペースがないことが多いですが、動線を意識しサイズが合った収納を選ぶことで使いやすくなります。

そしてモノを厳選してお気に入りの収納を作ってみましょう。

毎日使う洗面所。最適の収納と洗濯動線を見つけて快適にしてみませんか?

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