※本記事は2021年2月2日の記事を再編集して掲載しています。
Text and Photographed by sato コーヒー豆を挽くと空気に触れる面積が増え、酸化がぐんぐん進み風味が飛んでしまいます。

そうは言っても毎回挽くのは面倒そうだし……と躊躇していたのですが、毎朝ハンドドリップコーヒー生活をはじめて半年。ついにコーヒーミルを購入しました!

ファーストアンサーにして、わが家的にはベストアンサーだったのでは?と思えるコチラをご紹介します。

電動ミルにもハンドミルにもなっちゃう

HARIO 「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」 ¥14,080(税込)

お気に入りのコーヒー屋さんで、好みを伝えて粉に挽いてもらったコーヒー。

購入した翌朝に淹れる一杯は香りも立ってとってもおいしいのに、3日目くらいから「アレッ?」とコーヒー初心者のわたしでもわかるくらい明らかな違いが。

せっかくのおいしいコーヒー、なくなるまでおいしく飲みたいなと、コーヒーミル探しをスタート。

毎朝のルーティーンにさらっと組み込めるくらい、使い方も佇まいも手軽なコーヒーミルがいいなと思っているところ出会ったのが、HARIOの「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」です。

実はこれ、もともとHARIOが販売していた手挽きのコーヒーミル スマートGに電動グラインダーを付けることで、手挽きミルとしても電動のミルとしても使えるようにしたもの。

コーヒーミルと電動グラインダーが予めセットになったスマートG電動ハンディーコーヒーグラインダーの他、対応のコーヒーミルにセットできるようモバイルミル スティック単体での販売もあります。

なので説明書も、コーヒーミル部用とグラインダー部用の2冊ついてきます。

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大袈裟じゃない佇まいもグッド

まだ薄暗いキッチンでゆっくりコーヒー豆を挽く、そんな優雅な朝にも憧れますが、現実は時間との戦い。

買うなら電動ミルだなと思っていたのですが、電動ミルってどっしりめの家電然としたものが多いですよね。

ハンドミルくらい気軽なスケール感がイメージなんだけどな〜と思っていたので、「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」はまさにぴったりでした。

使い方はとってもシンプル

ちょっとだけ難しいのが粉の粗さを調整する行程。

豆を少しずつ挽きながらこの粗さ調節ツマミを回して、挽かれた粉を見ながら好みの粗さに調整します。

細挽きとか粗挽きとかのメモリのようなものもなく、頼れるのは自分の目と舌。

こんな感じかなと調整できたら淹れてみて微調整するとよいと思います。

1度調整ができたら分解するまでは基本そのままでOK!

コーヒーミルに挽きたい分量の豆を入れ、(1度に2杯分まで挽くことができます)

グラインダー専用ホルダーを取り付けて、電動グラインダーをコーヒーミルのシャフト(臼につながる棒)にはめます。

電源スイッチを押すと手でハンドルを回す代わりにモーターが作動。ガガガガーとあっという間に挽いてくれます。

電動グラインダーはリチウムイオン蓄電池式。USBケーブルで充電でき、フル充電なら約60秒のサイクルで約25回使用することが可能です。

時間に余裕があるときは、電動グラインダーの変わりにハンドルを取り付けてハンドミルとして使ったり。

キャンプに持っていけば、挽きたてのコーヒーを楽しめます。

コーヒーミルと電動グラインダーをセットで持参したらもちろんラクですが、コーヒーミルだけ持って行きのんびりと挽くのもいいですよね。

分解してすみずみまで洗える

コーヒーミルは分解して水洗いが可能。

豆を挽く要である臼はコーヒー豆の油が付着するそうで、薄めた中性洗剤での浸け置き洗いが推奨されています。

購入後の最初の使用前に分解して洗ってみましたが、この通り部品がいっぱい。

分解後の組み立てに困ったら、こんな親切なページもありました。

分解して洗うのは手間だし時々で大丈夫そう。挽いた粉が入る粉受けボールは手軽に洗うことができます。

残念なところ:スマートな佇まいだけど…

コンパクトで主張しない佇まいがお気に入りポイントではありますが、コーヒータイムを彩るような雰囲気には欠けるかも。

木を使ったレトロなものやセラミック製のスタイリッシュなものなど存在感のあるコーヒーミルも多いですし、それを望む方にはちょっと物足りないかもしれません。

豆から挽いてやっとわかったこと

「ベリーのような華やかな酸味」とか「チョコレートのような甘い香り」とか、コーヒーに添えられた紹介文。

粉に挽いてもらっていた頃は飲む頃には忘れているくらい、買うときにちょっとした参考にする程度でした。

それが挽きたてを淹れるようになって、「確かにベリーっぽい!」「なるほどチョコレートだわ!」とか、やっとあの紹介文の意味がわかるように。

大袈裟じゃないけどおいしく挽けるコーヒーミル、しかもアウトドアにも持っていけちゃう、初コーヒーミルにして理想のタイプに出会っちゃいました。

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