※こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。

Photographed by 田中宏和

簡単操作でスマホから3Dプリントできるので、3Dプリンターの入門用にピッタリ!

と言いつつ、念のため書いておきますが、「KOKONI EC2」を使ってオリジナルの精巧なモデリングをしたいなら、PCと3D CADソフトは必須です。

しかし、組立不要、AIが手書きイラストを3D化するユニークな体験ができる、という点において、本機はまさに3Dプリンター入門機としてピッタリの仕上りになっています。

買ってすぐ、電源ONで3Dプリントできる「KOKONI EC2」の実力やいかに。早速、見ていきましょう。

本体ケースが内部の精密パーツを保護

「KOKONI EC2」は、一般的な3Dプリンターと違い、フレームがむき出しになっていません。より安全に使えるように、不意のダメージから各部パーツを保護できるケースが装備されています。

ケースの大きさは幅約189x奥行き301x高さ231mmと、テーブル上に置いても専有範囲はA4サイズ程度。コンパクトな上に重量約3.2kgと、手軽に扱えるサイズ感です。

その分、成形サイズが幅約100x奥行き100x高さ60mmと、少し小さめになっていますが、手軽な入門用というコンセプトを考えれば十分なスペックだと思います。

AIが手書きのイラストを3D化

「KOKONI EC2」は、専用のスマホアプリ「KOKONI3D」を使って制御します。

その「KOKONI3D」には、「インテリジェントな連想」機能(ベータ版)が搭載されていて、ひとつの目玉となっています。

これは、まずカテゴリを選択し、カンタンな線画を描けば、AIがそれらしい3Dモデルを自動制作してくれるというもの。

子どもに絵を描いてもらって、抽象的で不思議な造形を出力してみるなど、ならではの遊び方ができますし、なかなかユニークな機能だと思います。

全周囲を撮影して3D化

こちらも、同じくベータ版として搭載されている「オブジェクトモデリング」機能。

対象物に対し、スマホを半球状に少しずつズラしながら25枚以上、写真撮影したデータをアップロードすれば、3Dモデル化してくれるというもの。

ベータ版ということもあり、現状ではエラーになることもありますが、かなり意欲的な機能なので今後の改善にも要注目の機能となっています。

モデルライブラリの中から出力してみる

アプリのベータ機能は、当然ながらまだ発展途上になっていますが、3Dプリンターとしての基本的な機能は、文句なくシッカリしています。

アプリの中にはモデルライブラリが用意されていて、ジャンル別に数多くの3Dモデルが収録。選択するだけで、ユニークな造形物を出力することができます。

見てのとおり、なかなか高精度に出力できるのがお分かりでしょう。

PCが必要になりますが、ネット上でフリー配布されているSTLファイル(3D CADの実質的な標準ファイル形式)を落としてきて、スマホアプリに転送して出力することも可能です。

ここまで書いてきた使い方は全て、特に専門知識もツールも使わず、「KOKONI EC2」と専用アプリさえあれば対応できることばかりです。

冒頭で述べたとおり、壊れてしまったプラパーツを自作したり、リアルな模型作品を作りたいなら、3D CADソフトが必須となります。この場合、3D CADにはフリーソフトもありますので、頑張って勉強しましょう。

ともかく、3D CADは気が向いたときに触ってみるとして、“とりあえず手軽に使える3Dプリンターで遊んでみたい” という話なら、まず最初の1台に「KOKONI EC2」を選択するのは、アリよりのアリです。

気になる人は、ぜひ以下のリンク先で詳細のご確認を。

AIが写真やイラストを3D化!スマホ操作で簡単3DプリンタKOKONI EC2 59,210 最速割 23%OFF machi-yaで見る

!function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")

こちらもオススメ!書き心地を追求したApple Pencil専用ペン先「pencil tips pro」

タブレットの機能を拡張。高速充電やデータ転送もこなすミニスタンドを試してみた

RSS情報:https://www.roomie.jp/2023/12/1129031/