冬場着込んででかけると、暖房の暑さで汗をかき、汗冷えを起こしてしまうのがストレスだった。
そこで気になったのが、近年よく聞くようになった「メリノウール」という素材でできたインナー。
防寒インナーで一般的なレーヨン素材(ヒートテック等)とは異なり、メリノウールは汗や水蒸気を吸収して発散させる性能が高い。
汗をかいても保温力が落ちず、サラッとした状態を保ってくれるため汗冷えを起こしにくく、アウトドアシーンで重宝されている。
しかし高級なウールであるメリノウールを使った製品は、価格も高くなってしまいがちだ。
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正解は、お手頃価格のメリノウールインナー
メリノウール長袖丸首シャツ 税込1900円
撮影:森亮太
もう少し気兼ねなく買えるものはないか探していると、ワークマンのメリノウールインナーにたどり着いた。
購入してみたのは「メリノウール長袖丸首シャツ」というアイテム。
メリノウール100%使用のインナーシャツが税込み1900円という価格は驚きだ。
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洗濯と乾燥には少し気を使う
撮影:森亮太
開封してすぐ素肌に着てみたが、動く度に少しチクチクする感触があった。
パッケージを見ると、一度洗ってからの着用を推奨していたので、洗濯をしてから再度試すことに。
洗濯の温度は30℃以下で洗濯ネット使用、もちろん乾燥機は使用不可かつ陰干し指定と、ウール素材のため洗濯と乾燥では気を使う要素が多い。
洗濯ネットはパタゴニアの「グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ」を使用した
撮影:森亮太
ウール生地へのダメージを軽減するために、なるべく網目の細かい洗濯ネットを使用したいところ。
撮影:森亮太
洗濯後に着てみると、チクチク感がかなり軽減されているのが分かった。
撮影:森亮太
袖の長さは九分丈になっているので、重ね着しやすい。
撮影:森亮太
襟元が詰まっているデザインなので、ネクタイをしない状態でワイシャツを着ると、襟元からインナーが見えてしまう。
ノーネクタイでシャツを着る前提ならば、インナーはワンサイズ上げて買うのも良いだろう。
汗冷えの心配がなくなった
撮影:森亮太
早速仕事に着てみることにした。
保温性はさすがで、外は冷たい風が吹いていたが、メリノウールインナーを着ていた上半身は暖かい。
案の定、通勤電車の暖房で汗をかいてしまい、汗冷えしないか恐る恐る外に出た。
だが、汗をかいたはずなのに、濡れたインナーが冷たい空気に触れて冷える汗冷えの感覚がないことに驚いた。その後もサラッとした状態を保って、一日を快適に過ごすことができた。
普段づかいでは保温性もちょうどよく、汗を吸って暖かくなりすぎないというメリットも強く感じる。ただ、冬季の登山などでは、もう少し保温性が欲しいところ。
そのような過酷な環境ではアウトドアメーカーが出している厚手のメリノウールインナーを使用した方が良いだろう。
気兼ねなく買い足せる高性能インナー
撮影:森亮太
ウールなので毛玉ができやすく、耐久性の面やアフターサービスの点ではモンベルなどの大手アウトドアメーカーに軍配が上がるように感じる。
ただ、日常使いから軽い運動までであれば、ワークマンのメリノウールインナーは充分な性能だと感じた。
毎日使うアイテムとして、メリノウールインナーを税込み1900円という値段のおかげで気兼ねなく買い揃えることができるというメリットはかなり大きいだろう。
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