実は、大根は部位によって「辛み」や「甘み」、「食感」に特徴があるんです。
今回は大根の部位別の特徴とおすすめのレシピを紹介します。
部位の特徴を知っておくと便利
大根は部位ごとによって、辛みや甘み、食感が変わってきます。
すりおろして食べ比べてみると葉に近い上部はみずみずしくて甘みがありますが、大きめの繊維が残る大根おろしに。
真ん中の部分は、口に入れたときは甘みが広がり、後からピリッとした辛みが感じられます。また、先端部分は辛みが強く、繊維が細かい大根おろしになりました。
水分たっぷり! 辛味がマイルドな「上部」を使ったサラダ
葉に近い上部は辛味も弱く、歯ごたえがあるのでサラダなどの生食向き。甘みのある大根おろしは辛みが苦手な人でもおいしく食べられます。
シャキシャキ!「大根のカツノリサラダ」<材料(2人前)>
大根の上部 … 200g 水菜 … 100g ツナ缶 … 1缶 焼きのり … 1/2枚 ニンニク … 1片 ポン酢しょうゆ … 大さじ2 オリーブオイル … 大さじ2<つくり方>
1. 大根は5cm長さのせん切り、水菜は3cm幅のざく切りにする。
2. フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニクを加え、ニンニクがキツネ色になるまで、弱火でじっくりと加熱する。
3. 器に手順1の野菜と水気を軽く切ったツナを盛り付け、ポン酢しょうゆをかける。
4. 手順2のガーリックオイルが熱いうちに回しかけ、焼きのりを揉みながらトッピングしてできあがり。
オールマイティな「真ん中」を使った韓国風煮物
中心部分は辛みと甘みのバランスがよく、一番使いやすい部位です。加熱するとやわらかく仕上がりるので、煮物や炒め物にピッタリですよ。
炊飯器でしみしみ!「大根と手羽元の韓国風煮物」<材料(2人前)>
大根の真ん中部分 … 200g 鶏手羽元 … 250g(5本) 長ねぎの青い部分 … 1本分 生姜の薄切り … 1片分 ニンニクの薄切り … 1片分 コチュジャン … 小さじ1 しょうゆ … 大さじ2 砂糖 … 大さじ2 酒 … 大さじ2 水 … 100ml(1/2カップ) 糸唐辛子(あればでOK)… 適量<つくり方>
1. 大根は一口大の乱切りにする。
2. 炊飯器に大根、鶏手羽元、長ねぎ、しょうが、ニンニク、調味料、水を加えて、炊飯モードで加熱する。
3. 器に盛り付け、糸唐辛子をトッピングしてできあがり。
辛みがアクセントの「先端」を使ったパスタ
辛みが一番強い先端は薬味や漬け物、大根おろしに向いています。ピリッとした辛みはアクセントになり、メイン料理を引き立ててくれます。
抜群の組み合わせ!「大根おろしと納豆のパスタ」<材料(2人前)>
大根の先端部分 … 100g スパゲッティ … 200g 納豆 … 2パック 温泉卵 … 2個 めんつゆ(3倍濃縮) … 大さじ1 オリーブオイル … 小さじ1 小ねぎ(あればでOK)… 適量<つくり方>
1. 大根はすりおろし、納豆に付属のタレを加えて混ぜ合わせておく。
2. ボウルに袋の表記通りに茹でたスパゲティ、めんつゆ、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせる。
3. 器に大根おろし、納豆、温泉卵を盛り付け、小口切りにした小ねぎをトッピングしてできあがり。
部位ごとに使い分けると料理の幅が広がるよ!
煮物や鍋料理、サラダと色々な料理がつくれる大根。
部位別の特徴を知っておくと、料理の幅がぐーんと広がるはず。旬ならではの大根の美味しさを楽しんでくださいね。
名もないおかず「鶏肉と大根を煮たもの」
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