Becca Lewis – Lifehacker US[原文]訳:伊藤貴之 ライフハッカー・ジャパンより転載:

球根にはさまざまな種類があり、それほど手間をかけなくても芽が出るので、庭や家の周囲に植えるにはぴったりです。

また、品種によって花が咲く時期が違うので、春から秋まで彩りを楽しむことができます。芝生に球根を「順化」させれば、家のまわりも華やぎ、ミツバチのエサにもなるのです。

球根を「順化」させる

球根は一度植えると自然に増えて広がっていきます。球根を「順化」(つまり、人の手を加えなくても繁殖するように)させるには、ただ、球根をいくつか植えて育つままにするだけでOK。

特定のエリア内で育てたい場合は、はみ出した球根を時折取り除く必要がありますが、それ以外にはほとんど手間をかけなくても花を咲かせてくれます。

均等に広がるようにする

エリア全体に均等に花を咲かせる場合、1平方フィート(約0.1平方メートル)あたり10個程度の球根を植えるとよいでしょう。自然に広がったように見せたいなら、エリアに球根を適当に投げ入れ、落ちた場所で育つようにします。

このやり方なら、最初の年から球根がそれなりの密度で育ち、あとから増えた球根が育つスペースも確保することが可能です。

適切な時期に植える

ほとんどの球根は、秋に地温が13℃前後に落ち着いてから、植え付けるようにしましょう。土は空気より冷えるのが少し遅いので、気温10℃以下が2週間以上続いたくらいがちょうど良い地温です。

夏に花を咲かせたいなら、霜の危険が去った春に植えられる品種がたくさんあります。

春に咲く球根を植える時は、球根が葉を伸ばし花を咲かせるまでに必要な期間を考慮する必要があります。春に花を咲かせる球根は、秋までに植え付けておくと良いでしょう。

十分な深さに植える

球根は、その高さの2.5~3倍程度の深さに植えると、生育に適した環境を与えることができます。球根を植える穴は、移植ゴテで掘ることもできますが、芝生いっぱいに大量に植える場合は、球根植え器があると便利です。

目測で球根を植える深さを決められる人もいるかもしれませんが、自信がない人は、刃に計測マークがついている道具を使いましょう。

球根のお手入れ方法

球根を植えたら、水やりを怠らないようにしてください。ただし、球根がふやけるほどやりすぎてはいけません。

芽が出たら、あとはそれほど水をやる必要はありません。冬の間は水分を蓄えることができるからです。

葉に関しては、夏の終わりから秋に色づくまで残しておきましょう。葉は球根が太陽から栄養を吸収する唯一の源です。

葉が緑のうちにできるだけ太陽光線を吸収させることが大切になります。葉が枯れたり、黄色や茶色に変色したら、切り詰めてもかまいません。

こうしたお手入れさえしておけば、球根は元気に成長してくれるでしょう。

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