規模は違えど、どちらも理想の暮らしを身近に実現する手段として人気があります。中にはリノベーションで住まい全体を整えつつ、自分で手を加えられる部分はDIYでカスタムしてしまう二刀流の使い手も。
今回はさまざまな住民の暮らしを紹介する連載「みんなの部屋」から、リノベーションとDIYを組み合わせるネイバーズ(「みんなの部屋」出演者)のみなさんの部屋をご紹介します。
リノベーションしつつ、DIYもしたい
名前(職業):大栗竜治さん(会社員)、古賀華子さん(会社員)場所:東京都江東区(清澄白河エリア)
面積:約55㎡(2DK)
購入予算:4,000〜5,000万円
築年数:47年
間取り図:編集部作成
築47年の中古マンションをリノベーションした、竜治さんと華子さん。すべてをリノベーション会社にお任せするのではなく、部分的に自分たちで手を加えて部屋づくりを楽しんでいます。
物件の売主は『リアルキューブ』。予算や立地などの条件が合う物件にリノベーション前のタイミングで出会えたため、「リノベーションとDIYをしたい」という意向を伝えられたんだとか。
間取りや電気設備の位置などを相談してリノベーションした一方、施工せずに残しておいてもらったのが壁。
「リビングの壁は、漆喰もどきの塗料を買って、ヘラで2人で塗ったんですよ! 真ん中から2人で塗り分けたので、よく見ると右と左でタッチが違うのも楽しいです。
書斎の壁も塗ったんですが、そっちはシンプルにしゅっとした感じにしたかったので、ローラーで塗りました」(華子さん)
玄関の棚もふたりでDIY。板を選ぶところから、やすりがけし、ワックスを塗って、オリジナルの棚に仕上げました。
既製品と違い、理想のサイズ・デザインを低価格でオーダーメイドできるのがDIYの魅力。作業する工程も楽しいと、暮らしにもいっそう愛着が湧きますよね。
▼詳しくはこちら
リノベーションしつつ、DIYもしたい。2つの希望を両立した、築47年ふたり暮らし(清澄白河)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)
部屋とつながるウッドデッキ
名前(職業):江口亮介さん(株式会社TERASS 代表取締役CEO)場所:東京都港区
面積:54㎡(1LDK)
築年数:23年
六本木ヒルズと緑が見える眺望のいいマンションを購入し、自分好みにリノベーションして暮らす江口さん。
「エレベーターが混んだり、大勢の人が住んでいるタワーマンションはなんとなく苦手」という理由から、10階建て以下であること、「リノベーションしても眺望は変えられない」ことから、緑が見えることを条件に物件を探し、現在の築23年の物件に辿り着きました。
すべてが業者さんの手によるリノベーションかと思いきや、バルコニーのウッドデッキは江口さん自らDIYしたもの。
材料はホームセンターで買って、費用はトータル3万円ほど。友達5〜6人に手伝ってもらって、約5日間で完成させたといいます。
自身で設計書も描いたというDIYは、空間全体のバランスも考えられた設計になっていました。
「立ち上がりをつくることで一体感を出しています。それから、ウッドデッキをリビングと同じ高さにして、部屋が広く見えるよう工夫しています」(江口さん)
ウッドデッキのDIYは今回が2回目だという江口さん。DIYの知識や経験はその後の人生でも生きることを考えれば、いっそうやる価値がありますね。
バルコニーのサッシにも、シックなインテリアに馴染む一手間が。
「サッシによく使われるアンバーという色が好きじゃないので、マットブラックに塗りました。ヤスリをかけて表面をざらつかせ、吸着が良くなる下地を塗って……。友達に手伝ってもらって寝室のサッシも同じ色に塗りました」(江口さん)
すでにある家具や内装の“色”を変えるのは、手軽ながらも印象を大きく変えられるDIYです。
▼詳しくはこちら
目指したのは、新築より綺麗な部屋。インダストリアルでも、クラフトでもない、新しいリノベーションの形(麻布十番)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)
“欲しい家具”をつくる
名前(職業):佐々木龍平さん(IT系企業 企画)、晴香さん(IT系企業 開発)場所:埼玉県朝霞市
リノベ費用:約850万円
面積:75㎡(2LDK)
築年数:31年
間取り図:
編集部作成
築31年の中古マンションをリノベーションして暮らす佐々木さん夫婦。もともと4部屋に区切られていた壁をとりはらい、正方形に近いリビングに改造しています。
実は、龍平さんが中古マンションをリノベーションするのは2回目。前回の反省を生かしながら住まいを理想に近づける一方、「既製品にしっくりくるものが見つからない」という理由から、内装や家具をDIYしています。
玄関の姿見は、イケアで買ったミラー(約3,000円)に、キッチンの床材として使った足場板の余りを貼り付けて作成。リノベーションするときに使った資材を再利用すれば経済的なうえに、自然と部屋の内装に馴染む家具がつくれてしまうんですね。
「リビングのコーヒーテーブルや書斎の作業テーブル、玄関脇に置いた鏡などは、どうしても欲しいものが見つからず、だから作るしかなかった。この部屋には、有名デザイナーの家具や雑貨といったものはほとんどありません。記事映えしない部屋なんです……(笑)」(龍平さん)
もっとも長い時間を過ごすという書斎は、龍平さん好みの無骨な雰囲気にDIY。
「実家の頃からなにかと使っている有孔ボードは、やっぱり便利なので、活用の幅は広がる一方です!
壁の色は結局気に入らなくて、あとから自分で塗ったもの。作業テーブルも自分で作ってしまいました。あと、『部屋のどこかに使いたいな』と思っていたトタンは、エアコンカバーとして取り付けて」(龍平さん)
▼詳しくはこちら
ないモノは作って補うふたり暮らし。2度目のリノベーションで理想を叶えた75㎡の部屋|みんなの部屋(埼玉県朝霞市) - ROOMIE(ルーミー)
“自分たちらしい暮らし”をつくる
お名前(職業):佐藤アヤカさん(パート勤務)、ナオキさん(美容師)、あたろーくん場所:新潟県新潟市
面積:72.45㎡(2LDK)
物件購入費:1,400万(リノベ費用込み)
築年数:39年
間取り図:
編集部作成
仕事と子育てを両立できる物件を探す中で、リノベマンションの選択に行き着いた佐藤さん夫婦。床材や壁材などの希望を反映したリノベ部屋で、自らDIYも施し、暮らしをカスタムしています。
収納ボックスは車輪を付けて取り出しやすくDIY
そんな佐藤さん夫婦が住まいづくりにおいて大切にしているのは、「自分たちらしい空間」であること。
「インテリアを購入する際も、どちらかの好みに偏るのではなく、家族が似合う家になるようにどんなに小さい物を買うときも相談します」(アヤカさん)
夫婦ふたりで力を合わせて作ったインテリアは機能的で、インテリアを彩るスパイスとしても一役買っています。
シューズボックスや、ラグをディスプレイする木枠もDIY。
お気に入りのBFGFのラグは、お子さんが小さいためラグとしては使わずディスプレイして楽しんでいるのだそう。既製品ではなかなか見つからない、唯一無二のインテリアです。
▼詳しくはこちら
“家族”が主役の部屋づくり。信濃川沿いの景色を望む、築39年リノベマンション(新潟県新潟市)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)
Photographed by Kenya Chiba(1~3枚目)、Motoki Adachi(4~9枚目)、tsubottlee(10~13枚目)
こちらもおすすめ:Love Customizer2 DIY×セルフリノベーションでつくる家 1,760 Amazonで見る 1,760 楽天で見る!function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")
コメント
コメントを書く