その悩みを解決するため、ストックできてレンジでチンするだけの冷凍弁当を活用したいと思っていました。
先日、CHEFBOX(シェフボックス)を使ってみたところ、とても便利で美味しいことがわかりました。ただ、日常的に使うには、ちょっと価格が高い。そこで、もっと気軽に使いやすい価格帯のサービスとして「ワタミの宅食ダイレクト」に注目したんです。
3品盛りで、1食あたり送料込みで503円(*1)とお値ごろ。お試しは1食390円です。ただ、口コミを調べてみると「おいしい」「便利」などの高評価がある一方で、「彩りが悪い」「温めムラがあった」などのマイナスの感想も……実際どうなのか!?
今回は10食セットを注文し、味はもちろん、買いやすさ、続けやすさなども含めてレビューで検証します。
*1. 本州・四国・九州エリアで「ごはんなし」「10食セット」を定期購入する場合
■ 目次ワタミの宅食は、冷蔵と冷凍の2コースあり
・お手頃価格がうれしい!
・4タイプから選べる冷凍弁当
・和風がメインで、日本人のお口に合うメニュー
ワタミの宅食ダイレクトの口コミ・評判をチェック
・便利?
・おいしい?
・量は満足?
・温めムラにイラッ!
ワタミの宅食ダイレクト「いつでも三菜」10食セットを実食レビュー
・注文してどれくらいで届く?
・サイズ感や冷凍庫の必要スペースは?
・温め方はレンジでチンするだけ
・【まとめ】一人暮らしも子育て家庭も、日常使いに最適
クーポンやお試しはある?など、気になるポイントを検証
・クーポンはある?
・1食あたりいくら?
・解約はすぐできる?
ワタミの宅食は、冷蔵と冷凍の2コースあり
Screenshot: ワタミの宅食
ワタミの宅食は、「冷凍」と「冷蔵」の2タイプがあります。
冷凍タイプが「ワタミの宅食ダイレクト」。7食セット・10食セットなどをまとめて注文し、冷凍庫にストックしておき好きなタイミングでいただく宅食です。宅配業者が冷凍宅配便で届けてくれます。
今回レビューするのは、冷凍タイプ「ワタミの宅食ダイレクト」。注文したのは3種のお惣菜セット「いつでも三菜」のお試し10食セットです。
ちなみに冷蔵タイプは、届いた当日・翌日に電子レンジで温めていただく宅食です。サービス名は「ワタミの宅食」。ワタミのスタッフさんが決まった時間に自宅などへ届けてくれます。
筆者は、不定期にやってくる多忙に対処するために利用したいので、後者の冷凍タイプ「ワタミの宅食ダイレクト」を選びました。中でも、今回注文したのは3種のお惣菜セット「いつでも三菜」のお試し10食セットです。
「ワタミの宅食ダイレクト」は、お手頃価格がうれしい冷凍弁当ワタミといえば外食のイメージがある方が多いと思いますが、実は食事宅配市場においても最大手。2010年から13年連続で売上シェアNo.1を獲得しています(*2)。
他社を含めた数ある宅配冷凍弁当サービスにおいて、ワタミの宅食ダイレクトの特徴は「売上シェア」や「お手軽な価格」のようです。
管理栄養士と料理人が両輪となり、塩分やカロリーに配慮しながら献立が設計されています。価格は、3品盛りの「いつでも三菜」が送料込みで1食500円程度とお手軽(*3)。まさに日常使いに適していると言えそうです。
また、注文する際は「お肉メイン」「お魚メイン」を選ぶことができるのも特徴。メニューをみて、どれを注文するかを選ぶことができます。
*2.「病者・高齢者食宅配市場」で売上シェアNo.1(2010~2022年)出展「外食産業マーケティング便覧2011~2023」(株式会社富士経済調べ)
*3.「いつでも三菜」を、本州・四国・九州エリアで「ごはんなし」「10食セット」を定期購入する場合
4タイプから選べる冷凍弁当。朝食向きや糖質配慮のコースもあり冷凍で届くワタミの宅食ダイレクトは、4つのコースと、麺類や丼などの単品のアラカルトがあります。
●いつでも三菜、いつでも五菜
バラエティに富んだ「いつでも三菜」「いつでも五菜」は、ワタミの宅食ダイレクトの定番といえるコース。それぞれに7食セットと10食セットがあり、7 食セットのみ「ごはんあり」が選べます。
●いつでも二菜
少量サイズの「いつでも二菜」は、朝食向き。和風セットと洋風セットから選ぶことができ、ごはん派の方も、パン派の方も、どちらにも対応できる内容となっています。1セットは14食です。
●ロカボリック
糖質制限をされている方向け。糖質・塩分・カロリーに気を配りたい方に最適です。糖質は控えめとはいえ、鶏肉の味噌焼き、カレイのチーズソースがけ、豚しゃぶおろしソースなど、メニューは豪華。こちらは7食セットのみ。
●アラカルト
ソース焼きそば・きつねうどん・お好み焼きなどの一品料理。また、冷凍ごはんもあるので、ごはんつきが選べないセットの方は、こちらを1食単位で追加注文することができます。
和風がメインで、日本人のお口に合うメニューScreenshot: ワタミの宅食
ワタミは食事宅配業界最大手というだけあって、ワタミの宅食ダイレクトでは多くの日本人のお口にあうメニューがラインナップされています。いずれも和食がメイン。一部、中華や洋食もありますが、どれもが馴染みあるメニューです。
以下、お料理の一例です。
▼メインのおかず
・ブリの照り焼き
・白身魚のフライタルタルソース
・アジの香草パン粉焼き
・チキンハンバーグおろしポン酢
▼副菜
・野菜コロッケ
・切干大根の煮物
・菜の花と油揚げのお浸し
・キャベツと豚ひき肉のみそ炒め
・チンゲン菜と玉子の炒め和え
ワタミの宅食ダイレクトの良い口コミ・評判は?
ワタミの宅食ダイレクトが始まったのは、2017年11月。すでに5年以上に渡り支持され続けています。SNSなどには、どんな口コミやレビューが寄せられているのでしょうか。利用者の意見や傾向をまとめてみました(2023年6月時点の情報)。
また、筆者による実食レビューは記事後半でお伝えします。まずは口コミ・評判をご覧ください。
便利! ごはんだけ炊いて、あとは支度なし
・お米だけ炊いておけば、後は支度をしなくていいので助かる
・冷凍なので非常用にも良いかな
・足が悪い母が、買い物にいけないときに便利
冷凍庫に保存して、食べたいときに電子レンジでチン。これはワタミの宅食ダイレクトに限らず冷凍弁当全般に言えますが、「便利だ」の声は多かったです。病気や怪我で外出できないときの非常食としても助かりますね。
また、ごはんは自分で炊いて、おかずをワタミの宅食ダイレクトに頼るのもいいですね。家事としては圧倒的に楽ができそうです。
冷凍だけどおいしい!
・唐揚げは、にんにくが効いていて美味しかった
・副菜の茄子の揚げ浸しがおいしかった
・巷の評判ほど悪くなくておいしい。昼飯にちょうど良さそう
飽きやすそう・無難などの意見もありましたが、おおむね「おいしい」の声が多かったです。特に、鶏肉や茄子をつかった料理は評判高めの印象。逆に、麻婆豆腐やサバの塩焼きなどは低評価気味でした。
また、味付けに関しては「コロッケのソースが濃すぎる」「エビチリが辛かった」の感想もありますが、全般的には「薄味だ」という方が多かったです。味の好みは人それぞれなので、これは実食で試してみるほかありませんね。
Uber Eatsで注文するより安くつく
・値段は400円台なので悪くは無い
・毎日ウーバーだと高い。かといって自炊は面倒。助かっています!
価格に関しては「高い」という声はほぼ無く、満足している方が多い印象です。中には、Uber Eatsと比較されている方がいました。Uber Eatsより安くて、しかも食べたいときにパッと食べられる利便性もあってと考えると、コストパフォーマンス的にもタイムパフォーマンス的にも良さそうですね。
ワタミの宅食ダイレクトの悪い口コミ・評判。ひどい・まずいは本当?
一方、ネガティブな意見もありましたが、検索時にサジェストで示されるひどい、まずいといった表現は見当たりませんでした。
見つけられた評価はそれほど大きな問題ではなく、対処法もありますが、気になる方もいらっしゃるかと思いますので、ご参考にしてください。
見た目が悪く、おいしそうに見えない!?
・黒い容器のせいか、彩りがあまり良くない
・味はとてもよかったけど、見た目が悪い
3種盛りの「いつでも三菜」で10品目以上、5種盛りの「いつでも五菜」で15品目以上と、肉・魚・野菜がふんだんに使われているのですが、彩りがあまり良くないという声がありました。実際、公式サイトをみると、鮮やかな印象はそれほどありません。
口コミにもあったように、これは容器の色が関係しているかも? 黒ではなく、白の方が美味しそうに映えるのかもしれませんね。お手間でなければ、温めた後に別のお皿に盛り付け直すと彩りよく見えそうです。
量が物足りない! ちょっと少なかった
・味はとっても良いけど、量が少ないかな
・デブには物足りない量だな
・味や量はちょうど良い
量に関して「ちょうど良い」という意見がある一方、「少ない」と感じる方も多かったです。これに関しては、ごはんの量で調整したり、次回の注文で「いつでも三菜」から「いつでも五菜」に変更したり、「アラカルト」を追加したりすることで解決できそうです。
温めムラに、イラっ!
・表記通りの時間で温めたのに、加熱ムラがすごくてイラッとした
・麻婆豆腐の豆腐部分の温まりが足りなかった
パッケージごとに電子レンジの温め時間が記載されているのですが、その通りに温めても温まり切らないことがあるようです。口に入れたときに中が冷たいとテンションが下がりますね。その際、追加で温め直すか、ムラがある惣菜のみ別皿に分けて温め直すと良さそうです。
ワタミの宅食ダイレクト「いつでも三菜」10食セットを実食レビュー
さて、それでは実際に注文した、ワタミの宅食ダイレクト「いつでも三菜」10食セットを実食レビューします。結論を先にお伝えすると、以下の通り。日常的に使いやすく、コスパ・タイパが高いサービスだということがわかりました。
【結論!】日常使いに最適! 馴染みある料理と値頃感
ポイント①基本は和食、白ごはんに合うメニュー
ポイント②特別感は無いが、全般的においしい!
ポイント③お得で便利なので、コスパ・タイパは高い
ワタミの宅食ダイレクトは、注文後4日で届きました。お届け希望日は指定できるので、在宅日を指定し、その日に向けて冷凍庫のスペースを空けておきましょう。
上の写真は、10食分が届いたところ(筆者は身長175cm)。箱を上からみると、A4用紙とほぼ同等サイズ。コンパクトな箱に収納されています。
10食のサイズは、冷凍庫の4分の1ほどのスペース。縦置き・横置き可箱を開けると2食ずつ並んでいます。1パックのサイズは、A4用紙の半分。A5サイズほどです。
パックに貼られたシールに、メニュー・具材・カロリー・電子レンジ調理時間などが書かれています。カロリーは200~250kcal程度、電子レンジの調理時間は2~4分程度です。
賞味期限はすべて半年以上で、届いた10食を確認すると6~10ヶ月の間でした。十分、冷凍保存しておけますね!
10食を冷凍庫に収めたところ。縦に収納すると幅は35cm程度になります。我が家の冷蔵庫はごく一般的な国産品(パナソニック製)で、冷凍庫の4分の1ほどのスペースが必要でした。
その他の食材も詰め込んだ様子。注文時の冷凍庫の空きスペースをつくる際のご参考にしてください。
お手紙など、心配りはうれしい余談ですが、印刷ではあるものの、お礼のお手紙が同梱されています。外箱にも「まごころ込めて一つひとつ、丁寧にお作りしています」と書かれていました。
こうした配慮は対面ではない宅食だからこそ大事だと感じます。丁寧さが伝わりますね。
温め方はレンジでチンするだけ続いては温め方。事前にパッケージ右下をハサミでカットしておきます。
それぞれに電子レンジの調理時間が書かれているので、その指示通りに温めます(2~4分程度)。これでほかほかに温めることができます。
ただ、ごく一部の料理については、冷たかったり、温めが不十分に感じたりすることがありました。気になる方は、小皿などに取り分けて温め直すと良いでしょう。
今回届いたメニューはこちら
・牛肉のピリ辛チャプチェ風
・サワラのバター醤油ソース
・鶏の照焼
・カレイの甘酢あんかけ
・回鍋肉風
・麻婆豆腐
・白身フライのタルタル
・鶏肉のこうじ焼き
・チキンハンバーグおろしポン酢
・サワラの野菜あんかけ
さて、いよいよ10食の実食レビューをお伝えします。
「牛肉のピリ辛チャプチェ風」 ごま油が効いていて、後から続くピリ辛。旨い!メイン「牛肉のピリ辛チャプチェ風」と、副菜「野菜コロッケ」「いんげんのごま和え」の3品。白ごはんに合いそうなメインのおかずに、食欲がそそられます!
牛肉のピリ辛チャプチェ風は、ごま油が効いていて旨い! お肉は柔らかく、とろみがあって春雨との相性も良い。白ごはんともよく絡み、口に入れしばらくするとピリっとした辛味がやってきました。
副菜の野菜コロッケは、柔らかくておいしい。サクサク感はありませんが、ソースと絡めてしっとりとした食感でいただくのも悪くはないですね。個人的には、ソースの味が少し濃かったかな。
いんげんのごま和えは、冷凍とは思えないシャキッとした歯応えが楽しめました。
「サワラのバター醤油ソース」 冷凍でこのお魚の食感は素晴らしい!メイン「サワラのバター醤油ソース」と、副菜「揚げ肉団子の照り焼きだれ」「菜の花とコーンの和え物」の3品。サワラの切り身が、大きく贅沢に盛り付けられています。
旨い! メインのサワラは身が引き締まっていて、冷凍でこの食感はすごい。濃厚なバター醤油ソースとの相性も抜群です。また、下に敷いているパスタがおいしい。バターと海鮮が混じった味わいで、これだけでたくさん食べたくなるほどです。
そして副菜のミートボールは、揚げた肉団子。とろっとした甘だれと絡み合っておいしかったです。インゲンもシャキッとしていて、甘だれとの相性も良いですね。
ただ、菜の花とコーンの和え物に関しては、菜の花が柔らかすぎてちょっとイマイチでした。歯応えが欲しかったです。
▼実際の弁当と公式画像の比較
右画像:公式サイトより (https://www.watami-takushoku-direct.jp/enkaro/set/)
ちなみに、公式画像と実際の中身を比較してみたところ、ほぼ同じ見た目でした。
「鶏の照焼」 今回10食の中で、おいしさナンバーワン!メイン「鶏の照焼きと小松菜のお浸し」と、副菜「なす田楽」「たらこマカロニ」の3品。鶏もも肉がボリュームたっぷりに盛り付けられています。
ぷりっぷりの鶏肉が最高! 冷凍とは思えないジューシーさに加え、ほんのりとした甘辛のタレが絡み、かなりおいしかったです。添えられている野菜との相性もバッチリ。
また副菜のなす田楽は、皮まで柔らかく煮込まれていて食べやすい。甘めの味噌味で、白ごはんとの相性もよかったです。また、たらこマカロニはモチモチとした食感で、粒も感じるたらこが絡められていておいしかったです。
今回、10食を注文しましたが、個人的にはこのメニューが一番のお気に入りです!
▼実際の弁当と公式画像の比較
右画像:公式サイトより (https://www.watami-takushoku-direct.jp/enkaro/set/)
こちらも、公式画像とほぼ同じ見た目。
「カレイの甘酢あんかけ」 3品すべて、とても美味しかった!メイン「カレイの甘酢あんかけ」と、副菜「春雨とチンゲン菜と玉子の炒め物」「キャベツと豚ひき肉のみそ炒め」の3品。ふっくらとした魚のフライに食欲がそそられます。
これは3品とも全部おいしかった! カレイは骨抜きされているので、安心してほおばれます。白身は引き締まっていて、それにふっくらと衣がついています。ほどよく濃すぎない甘酢が絡んで、ちょうど良いバランス。
副菜のキャベツと豚ひき肉のみそ炒めは、少しニンニクも効いていて味つけがグッド! また、春雨とチンゲン菜と玉子の炒め物は、優しいおいしさ。柔らかく煮込んだチンゲン菜が、とろみの中で春雨とマッチして最高でした。
「回鍋肉風」 白ごはんのに乗せて、頬張ると最高!メイン「回鍋肉風」と、副菜「揚げ出し豆腐」「ほうれん草と人参の中華和え」の3品。お肉たっぷりの炒め物が食欲をそそります。
これは白ごはんと合いますね! 具材が多いので、食感や味わいが複雑に口の中に広がり、お肉単体で食べるよりもおいしい。ほんのりピリッとしています。お肉は柔らかくて食べやすかったです。
また、副菜の揚げ出し豆腐は、表面の衣はしっかりめで、中のお豆腐はもっちり。中華風の味つけがおいしかったです。また、ほうれん草と人参の中華和えはとろみ系。柔らかく煮た野菜ととろみが相まって、ちょうど良いバランスでした。
「麻婆豆腐」 麻婆豆腐は残念だったけど、副菜のビーフンがおいしい!メイン「麻婆豆腐」と、副菜「ビーフン野菜和え」「茄子の煮浸し風」の3品。麻婆豆腐は小さくカットしたお豆腐の上に、ソースがかかっています。
メインの麻婆豆腐、味はおいしいけど、具材をまとめて炒めているわけではないので香ばしさが無いのが残念。また、辛さも控えめ。冷凍なので、どうしても麻婆豆腐風になってしまうのかもしれませんね。ピリッとした刺激を期待している方は、ご自身で自前の山椒をかけるといいかもしれません。
一方で、副菜のビーフン野菜和えはおいしかった! ごま油の風味が豊かな中華味で、とろとろと柔らかくなった野菜とビーフンとの相性も良くて個人的には好みの一品です。また、茄子の煮浸し風は、あっさりとした薄味。他の2品とのバランスを考えると、箸休め的にちょうどいい味わいです。
▼実際の弁当と公式画像の比較
右画像:公式サイトより (https://www.watami-takushoku-direct.jp/enkaro/set/)
こちらも、公式画像とほぼ同じ見た目。
「白身フライのタルタル」 白身魚の部分が少なかった……メイン「白身フライのタルタル」と、副菜「筍と人参のオイスター炒め風」「いんげんと卵の洋風和え」の3品。特にお子さんに好まれそうなメニューですね。
メインの白身フライのタルタルは、ちょっとがっかりでした。衣が厚く、タルタルソースがたっぷりと乗っている割には、魚の部分が少ない。加えて油っぽさもありました。魚を食べている感覚が薄かったです。
それと付け合わせのブロッコリーが、少し凍っていました。これは冷たく食べることが想定されているのか、それとも温めムラが起きているのかどちらなのでしょう。
一方で、副菜はいずれもおいしかったです。筍と人参のオイスター炒め風は、中華風の味付け。歯応えある筍が贅沢な気分にしてくれました。いんげんと卵の洋風和えは、シャキッとしたいんげんと柔らかいたまごの相性が最高。よかったです!
「鶏肉のこうじ焼き」 プリッとした鶏肉に旨みが凝縮!メイン「鶏肉のこうじ焼き」と、副菜「クリーミーコロッケ」「菜の花と油揚げのお浸し」の3品。ぶつ切りの鶏肉がボリューミーでおいしそう!
鶏肉のこうじ焼きは、思わず「おいしい!」と声が出てしまうほど。プリッとした食感で、味つけはあっさり目ながらも鶏の旨みがギュッと濃縮されていました。
副菜のクリーミーコロッケは、甘味があって、おやつ感覚で食べられる楽しい味わい。菜の花と油揚げのお浸しに関しては、柔らかすぎるかな……という印象です。
「チキンハンバーグおろしポン酢」 見た目の期待ほど、満足度は高くないかも!?メイン「チキンハンバーグおろしポン酢」と、副菜「チンゲン菜と玉子の炒め和え」「切干大根の煮物」の3品。大きなハンバーグがインパクト大!
ドーンと盛り付けられたハンバーグに期待が高まります。……が、しかし。肉肉しさは弱く、食感は柔らかめ。味付けは薄味の和風で少し甘め。個人的には物足りなかったです。ただ、柔らかさを求めている方にとっては、食べやすいハンバーグだとは思います。
副菜のいんげんと卵の洋風和えは、味がぼやけていて、悪くはないけど普通といった印象。もう一方の切干大根の煮物は、味つけも食感も良くておいしかったです。
▼実際の弁当と公式画像の比較
右画像:公式サイトより (https://www.watami-takushoku-direct.jp/enkaro/set/)
「サワラの野菜あんかけ」 魚の旨みがギュッ! あんとの相性も抜群メイン「サワラの野菜あんかけ」と、副菜「厚揚げのおろしきのこソース」「キャベツとツナの和え物」の3品。大ぶりのサワラの切り身に、たっぷりのあん。赤く見えるのは赤ピーマンです。
おいしい! サワラの身がしっかりと引き締まり、野菜あんかけとの組み合わせも良く、旨みがしっかりと感じられます。骨抜きもしてあるので食べやすいです。
副菜の厚揚げのおろしきのこソースは、厚揚げ自体にしっかりとした大豆の味わいがあり、とてもおいしかったです。キャベツとツナの和え物は、柔らかく煮込まれていて、トロッとした食感が良いですね。
【まとめ】一人暮らしも子育て家庭も、日常使いに最適実際に注文し食べてみての感想を一言でまとめると、「日常使いに最適」といえます。
和食がメインなので、子どもから大人までたいていの日本人の好みに合うかと思います。一人暮らしの方からお子さんがいるご家庭まで、幅広い方がご活用することができるでしょう。
また料金に関しても、1食あたり送料込みで500円ほどなので、スーパーや惣菜店で買う場合とほぼ同等。むしろストックできるメリットを考えると安いくらいです。
ただ、物珍しさには欠けるところはあります。記事冒頭で、CHEFBOXを先日利用したことに触れましたが、こちらは世界の料理がラインナップされ、レストランの味を楽しむことができました。ワタミの宅食ダイレクトは、良く言うと安心感、悪く言うと平凡といった印象です。
だからこそ、日常使いに最適と言えるのです。
クーポンやお試しはある?気になるポイントを検証
購入前に気になっていたことについて、注文・レビューしてわかったことをまとめます。
クーポンはある?初めての方向けのクーポンはありませんでしたが、初回注文に限り定期購入で注文すると、地域に関わらず「送料3回分が無料」になります。
ちなみに筆者は、定期購入ではなく1回配送の「お試し割」で注文したのですが、ここにクーポンが同梱されていました。お届け予定日から14日以内に初めて定期購入する際に800円割引になるクーポンコードです。
料金的には、最初から定期購入で注文し「送料3回無料」を受ける方がお得となります。
お試しセットはある?Screenshot: ワタミの宅食
ワタミの宅食ダイレクトには、お試しセットが用意されています。今回筆者が注文したのは、10食セットが割引価格で購入できる「お試し割」。初回限定で、1食あたり390円の割引価格になりました(通常価格は1食あたり都度購入470円・定期購入423円)。
余談ですが、ワタミ株式会社は「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」をスローガンに掲げ、39(サンキュー)を大切にしているそうです。お試し割の価格が3,900円であるのも、その想いが込められているのかもしれませんね。
定期購入の最低注文回数ワタミの宅食ダイレクトは、いつでも10%OFFでお得な定期購入と、好きなときに注文する都度購入があります。
定期購入のお届け頻度は毎週・隔週・4週から選択でき、最低注文回数は3回となります。ひとりで食べる・家族数名で食べるなどにより消費ペースが異なるので、状況に応じて頻度を決めると良いでしょう。また、1回お休み・お届け曜日変更に関しては、次回お届け予定日の6日前までに連絡すれば対応してもらえます。
また、食べるタイミングが不定期の場合は、無理に定期購入にせず、必要なタイミングで都度購入するのが良いでしょう。
それと、1回の注文食数は以下のとおりとなります。
・いつでも三菜 7食・10食セット
・いつでも五菜 7食・10食セット
・いつでも二菜 14食セット
・ロカボリック 7食セット
・アラカルト 料理によって異なります(お好み焼き2食、きつねうどん3食など)
いずれも冷凍宅配便で届くので、ご家庭などの冷凍庫で保管します。必要な冷凍庫の空きスペースは先述したとおりで多少のスペースは必要ですが、縦置き・横置き可能なので、隙間に詰めていけば収めやすいかと思います。
1食あたりいくら? 送料、会費は?1食あたりの価格は、7食よりも10食、都度購入よりも定期購入の方が安くなります。また、いずれの場合も入会金・会費は0円です。
▼1食あたりの価格(左・都度購入 / 右・定期購入)
・いつでも三菜 7食セット(556円 / 500円)
・いつでも三菜 10食セット(470円 / 423円)
・いつでも五菜 7食セット(667円 / 600円)
・いつでも五菜 10食セット(570円 / 513円)
・いつでも二菜 14食セット(350円)*都度購入のみ
・ロカボリック 7食セット(712円 / 641円)
送料に関しては、別途必要となります。
▼送料(税込)
・本州・四国・九州 800円
・北海道 1,100円
・沖縄 2,200円
支払い方法は、3つの方法が用意されています。
・クレジットカード
・コンビニ等で後払い(手数料:220円)
・代金引換(手数料:1万円未満 330円、1万円以上~3万円未満 440円)
差し支えが無ければ、手数料が掛からないクレジットカード払いがおすすめです。
解約はすぐできる?画像:カタログ「ワタミの宅食ダイレクト ご利用ガイド」より
期購入を解約する場合は、マイアカウントページ、もしくはお客さまセンター(0120-934-751)から手続きすることができます。解約金はかかりません。
注意点としては、「次回お届け予定日の6日前までに伝えること」「定期購入は3回以上お届けしてから」となります。
【まとめ】ワタミの宅食ダイレクトのメリット・デメリット
▼メリット
・安い!
・豊富な食材がとれる
・一人暮らしにも最適
メリットは、まず「安い!」ということ。3品盛りが送料込みで500円程度なら、お値打ちだと思います。普段、自炊をされる方でも、「品数を足したい」「今日は手抜きしたい」などの際に活用できるでしょう。
また、食材が豊富に使われているので、一人暮らしなどで食事が偏りがちな方にもピッタリ。冷凍庫にストックしておいて、適宜召し上がると良さそうです。
▼デメリット
・味が無難
・定番メニューで特別感がない
・容器が若干チープ
特に大きなデメリットはないのですが、あえていうなら「味は無難」といったところでしょうか。ただ、これは考えようによっては「安心感」「誰の口にも合う」というところでメリットかもしれませんね。
「珍しい料理が食べたい」「ここでしか食べられないメニューがある」などを求める方は、他社のサービスを利用するか、2社のサービスを併用すると良いでしょう。
あと容器の見た目が少しチープに感じます。もし、白ごはんやお味噌汁を自炊で用意するなら、ここでもう一手間。電子レンジで温めたあと、小皿などに盛り付け直すとリッチな気分が高められると思います。
最後に、個人的にはワタミの宅食ダイレクトは気に入っています。忙しいときの食事の対応には、しっかりと応えてくれるからです。
また、わが家には小学生の子どもがいるのですが、子どもも気に入ってくれました。大人も子どもも美味しくいただけるのは助かります。都度購入で冷凍庫にストックしておこうと思います。気になる方は、ぜひ試してみていただきたいです。
執筆・撮影協力:北野啓太郎
コメント
コメントを書く