一言で「アート」って言われると、どこか敷居が高く感じるという人もいるかもしれません。
でも、本当はそんなに難しいものではなく、日常の中に当たり前にあって、私たちの暮らしを少しだけ豊かに彩ってくれる、そんなものではないでしょうか。今年開催される「東京ビエンナーレ2023」は、そんな「市民でつくられる芸術祭」をコンセプトに掲げています。
前回「東京ビエンナーレ2020/2021」オープニングの様子
東京を舞台に「現代における豊かなつながり」を探っていく
東京ビエンナーレとは、東京を舞台に2年に一度開催される国際芸術祭。アート作品やさまざまなプロジェクトをただ一方向的に「見せる」だけではなく、人々がまちに飛び込むように作品体験を共有し、またプロジェクトにも参加できるような、新しいタイプの芸術祭です。
国内外から幅広いジャンルの作家やクリエイターが集結し、東京の「まち」に深く入り込み、地域住民の人たちと一緒につくり上げていきます。2021年に続く第2回として開催される「東京ビエンナーレ2023」は、7~9月に夏会期(プロセス公開)、10月に秋会期(成果展示)が予定されています。
テーマは「リンケージ つながりをつくる」。ここでいうリンケージとは、有形無形の「つながり」を意味しており、「現代における豊かなつながりとは何か」について、東京という都市を舞台に多様なプロジェクトを通して、共に探っていきます。
東京ビエンナーレ2020/2021より:宮永愛子「ひかりのことづけ」(湯島聖堂)
「東京ビエンナーレ2023」開催概要2023年7~9月 夏会期(プロセス公開)
2023年9月23日(土・祝)~11月5日(日) 秋会期(成果展示)
会場:
東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区の4区にまたがるエリア)。歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物等(屋内外問わず)を予定。
(2023年3月23日時点)
主催:
⼀般社団法人東京ビエンナーレ
クラファンでは「つながり」を感じられるリターンが
今回、東京ビエンナーレは「より開かれた芸術祭」とするため、入場無料(一部)の実現を目指しています。そして、冒頭に紹介したコンセプトにある通り、市民と共につくり上げる芸術祭とするため、クラウドファンディングを通じた支援を募っているところです(4月28日23時まで)。
クラウドファンディング概要■第一目標金額:500万円
■支援の使いみち:2023年に開催する「東京ビエンナーレ2023」におけるアーティストの作品制作、プログラムの準備、運営、撤去、活動報告、リターン準備。
このクラウドファンディングでは、支援者との「つながり」を生み出すリターンが用意されています。アーティストとのコラボTシャツなど限定グッズのほか、多様なディレクター陣が案内するツアー、また東京ビエンナーレならではの貴重な体験ができるコースなどです。
そして、今回ならではのリターンとして、共同総合プロデューサーでアーティストの中村政人さんが支援者と1対1の対話を通じて制作する絵画作品や、同じく総合プロデューサーのひとり、西原珉さんによる特別カウンセリング(西原さんはアートキュレーターであると同時に心理療法士でもある)なども準備されているそうです。
東京ビエンナーレ2020/2021より:総合ディレクターらが案内する参加型ツアーの様子
現在各地の芸術祭は、そのほとんどが有料制です。しかし、幅広い人々との出会いを重視している東京ビエンナーレは、開かれた芸術祭として、できるかぎりオープンなかたちで来場者を迎えるべく、入場無料を目指しています。
クラファン支援という形から参加することによって、東京ビエンナーレというこれまでにない芸術祭をより深く楽しむことができそうですね。
画像提供:東京ビエンナーレ
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