香港の夜景に新たな魅力を追加するかのような、斬新なコンセプトの立体駐車場「Car Park」。2011年にデザインされたものですが、そこには、クルマとそれを取り巻く環境、そして人間社会に投げかけられた疑問と新たな提案が現れています。
いかに効率的、合理的にクルマを停めるか。駐車するだけの場所という“無駄”な建物をいかにして隠すか。そんな観点から設計・デザインされることの多い立体駐車場を、むしろ街のランドマークのような魅力あるデザインにしてしまおう、というチャレンジです。
循環回転型で、明るく生き生きした造り。単なる駐車スペースだけでなく、景色、ショッピングやフード、スポーツも楽しめる複合的な使い方をしようというもの。
確かに斬新かもしれませんね。立体駐車場って、コンクリートの塊で出来た暗いイメージが多いと思いますから、こんなに楽しそうな施設になってしまうと、パーキングで一日を過ごせそう。
でも、屋根が無いパーキングの不便さやコストの問題などを考えると、実現は難しいのではないかと思われます。
アメリカはフィラデルフィアの建築リサーチカンパニーISAによってデザインコンペに提出されたコンセプトですが、この斬新なアイディアから学べるものは多いかもしれませんね。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。